瓦屋根のメンテナンスに使われることがある「ラバーロック工法」。
一見、瓦のズレや飛散を防げて安心に思えるこの工法ですが、実は注意が必要なんです(>_<)
瓦屋根本来の性能や構造を理解していないと、かえって雨漏りの原因になることも…。

そこで今回は、ラバーロック工法とはどのようなものか、なぜ街の外壁塗装やさんではこの工法を推奨していないのか、そして安心して瓦屋根を長持ちさせるための正しいメンテナンス方法について詳しく解説いたします！

1. ラバーロック工法とは？瓦屋根で使われる理由と概要

　
ラバーロック工法とは、屋根材の隙間にシーリング材（コーキング）を注入し、瓦のズレや飛散を防ぐ補修方法の一種です。
特に台風や強風の被害を受けやすいエリアでは、「瓦をしっかり固定したい！」というお客様のご要望から、この工法が採用されるケースもあります。

一見、簡単にできそうに思えるこの方法ですが、実は瓦屋根との相性には注意が必要なんです(>_<)
　

ラバーロックで無理に隙間を塞いでしまうと、かえって水の逃げ場がなくなり、内部で雨水が滞留しやすくなる

　
本来、瓦屋根は「水を流す」「風を逃がす」ための隙間がある…といった仕組みで成り立っています。
隙間があるからこそ、雨水が屋根の中に侵入しても、下葺き材（防水紙）を伝って排水できる設計です。

しかし、ラバーロックで無理に隙間を塞いでしまうと、かえって水の逃げ場がなくなり、内部で雨水が滞留しやすくなる…なんてことも。

つまり、使い方を間違えると、雨漏りリスクを高めてしまう可能性もあるんです！
　

2. ラバーロック工法をお勧めできない理由

　
街の外壁塗装やさんでは、原則として瓦屋根へのラバーロック工法はおすすめしておりません。
その理由をいくつかご紹介しますね。
　

通気性と排水性を損なう

　
瓦の下にある防水紙が機能するためには、一定の通気と排水が必要です。
ラバーロックによって瓦の隙間が塞がれると、湿気や雨水の逃げ場がなくなり、内部の腐食やカビの原因になります。
　

地震時のリスク

　
瓦屋根は、1枚ずつ独立して動けることで、地震の揺れにも柔軟に対応しています。
しかし、ラバーロックで固定してしまうとその柔軟性が失われ、瓦が割れやすくなったり、全体がズレ落ちてしまうリスクも高まります。
　

長期的なメンテナンスが難しい

　
一度シーリングで固定してしまうと、その後の瓦の差し替えや点検作業が難しくなります。
応急処置として使う場面もありますが、「これで安心♪」と思って長期間放置すると、気づかないうちに雨漏りが進行していることも…(T_T)

もちろん、どうしても瓦の浮きやズレを短期的に抑えたいときなど、緊急的な対応としては活用されるケースもありますが、あくまで「一時的な補修」として考えることが大切です。
　

3. 安心して瓦屋根を守るために必要な正しいメンテナンス

　
大切な瓦屋根を長持ちさせるには、ラバーロックに頼らず、適切な定期点検とメンテナンスを行うことが最も効果的です(^^♪
　

定期点検（5～10年ごと）

　
瓦のズレ・割れ・漆喰の剥がれなどは、専門業者の点検で早期発見できます。
異常があれば、部分補修や差し替えを行い、雨漏りを未然に防ぎましょう。
　

防水紙のチェック

　
瓦の下にある防水紙も、築20年を過ぎると劣化してくることがあります。見えない部分ですが、ここが屋根の命綱なので、必要に応じて屋根全体の葺き直しも検討されると安心です。

瓦屋根は、正しくメンテナンスすれば、50年、100年と使い続けることも可能な耐久性の高い屋根材です。
間違った工法でかえって寿命を縮めてしまわないよう、信頼できる専門業者に相談しながら、最善の方法を選んでいきましょうね！
　

まとめ

　
ラバーロック工法は一時的な補修として使われることもありますが、瓦屋根の構造や耐久性を考えると、長期的にはデメリットの方が大きくなってしまいます。
瓦屋根を安全に、そして長く使い続けるためには、専門業者による定期的な点検と適切なメンテナンスが何より重要です！

街の外壁塗装やさんでは、屋根の無料点検から最適な補修方法のご提案まで丁寧に対応いたします。

メールフォームでは24時間お問い合わせ可能♪お気軽にご相談ください(^^)/
　

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ラバーロック工法の危険性と瓦屋根を守る正しい方法をプロが解説！

1. ラバーロック工法とは？瓦屋根で使われる理由と概要

2. ラバーロック工法をお勧めできない理由

通気性と排水性を損なう

地震時のリスク

長期的なメンテナンスが難しい

3. 安心して瓦屋根を守るために必要な正しいメンテナンス

定期点検（5～10年ごと）

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