ALC外壁は、軽量で断熱性や耐火性に優れた建材として、多くの住宅やビルに使われています。
しかし、吸水性が高いという特性から、定期的なメンテナンスを怠ると劣化が進んでしまうことも…。
本記事では、ALC外壁の特徴や代表的な劣化症状、そして長持ちさせるためのメンテナンス方法について詳しく解説いたします!ぜひ参考にしてみてくださいね(^^)/
ALC外壁とは?その特徴と仕組み

ALC外壁とは、軽量気泡コンクリートパネルのことで、「Autoclaved Lightweight Concrete」の頭文字をとった名称です。内部に小さな気泡が無数に含まれているため、非常に軽く、住宅からビルまで幅広く使用されています。
この素材の大きな特徴は断熱性の高さにあります。
空気の層が外気温を伝わりにくくしてくれるため、夏は室内が暑くなりにくく、冬は熱が逃げにくいというメリットがあります。さらに耐火性にも優れているため、防火地域に指定された場所でも安心して採用されているんです(^^♪
また、ALC外壁は遮音性にも期待できます。
外部からの騒音を軽減してくれるので、幹線道路沿いの建物などにも多く用いられています。
ただし、素材そのものは吸水しやすい性質があるため、適切な塗装やシーリング処理を行うことが欠かせません。
ALC外壁に見られる劣化症状
長く住んでいると、ALC外壁にもいくつかの劣化症状が出てきます。
代表的なものはひび割れ(クラック)です。パネルの継ぎ目やシーリング部分に細かなひびが入ると、そこから雨水が侵入しやすくなり、内部の鉄筋を錆びさせる原因になります。

また、表面の塗膜が劣化してくると、チョーキング(白亜化)が見られることもあります。
これは内部に浸入した水分が表面に染み出し、白い粉のような物質が付着する現象です。見た目が悪くなるだけでなく、素材を弱らせてしまうため注意が必要です(>_<)


ALC外壁のメンテナンス方法
ALC外壁の寿命を延ばすためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
特に重要なのがシーリングの打ち替えです。
パネルの継ぎ目部分は常に動きがあるため、シーリングが切れてしまうと雨水が侵入してしまいます。そのため10年前後を目安に、打ち替え工事を行うのが望ましいとされています。

さらに、外壁全体の塗装による保護も必要です。
耐久性の高い塗料を使用することで、吸水を防ぎ、紫外線や雨風から建物を守ることができます。もし劣化が進行している場合は、部分的な補修や大規模な修繕も検討する必要があります。

ALC外壁を長持ちさせるための工夫

まとめ

ALC外壁は、断熱性・耐火性・遮音性に優れた建材ですが、吸水しやすいという弱点も持っています。そのため、定期的なシーリング工事や塗装などのメンテナンスが欠かせません。
小さなひび割れやチョーキングを早めに見つけて対応すれば、建物の寿命をぐっと延ばすことができます。
お住まいを守るためにも、定期点検を習慣にしながら、ALC外壁の特性を活かした快適な住まいづくりを続けていきましょう(#^^#)
記事内に記載されている金額は2025年08月29日時点での費用となります。
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