「トタン屋根」という言葉を耳にすると、懐かしい日本の町並みを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
トタンは長年、住宅や倉庫など幅広い建物で使われてきた身近な建材です。
今回はそんなトタンについて、基本的な特徴・歴史・メリットやデメリット・ガルバリウム鋼板との違いをわかりやすくご紹介いたします!ぜひ参考にしてみてくださいね(^^)/
トタンとは?その基本的な特徴

「トタン」とは、鋼板に亜鉛メッキを施した建材のことを指します。
薄い鉄板に亜鉛をコーティングすることで、防錆性を高めたものなんです。
日本では長い間、屋根材や外壁材として広く使われてきました。
軽量で加工がしやすく、さらに比較的安価に手に入ることから、住宅だけでなく倉庫や小屋などでも大活躍してきましたよ(^^♪
亜鉛のメッキが鉄を守ってくれるため、ある程度の耐久性はありますが…最近はもっと耐久性の高いガルバリウム鋼板などが主流になりつつあります。
それでも「トタン屋根」と聞くと、昔ながらの日本の風景を思い出す方も多いのではないでしょうか(#^^#)
トタンが使われてきた歴史と用途

トタンが日本で広く普及し始めたのは明治時代。輸入された鉄板を基に国内で生産されるようになり、瓦よりも軽量で施工が容易なことから人気が高まりました。
戦後の住宅不足の時代には、トタン屋根やトタン壁外壁の家が数多く建てられ、庶民の暮らしを支えた建材でもあります。
用途としては、屋根や外壁はもちろん、物置や工場の壁面などにも使われてきました。
加工しやすい性質から、雨よけの庇や簡易的な囲いなど、日常生活のさまざまな場面で活躍してきたんです。
昭和の町並みを歩くと、まだまだ現役のトタン建築を見かけることができますよ(^^)/
トタンのメリットとデメリット

どんな建材にもメリットとデメリットがありますが、トタンも例外ではありません。
メリット
・軽量で建物への負担が少ない
・加工がしやすく、取り付けやすい
・価格が比較的安い
・古くから使われており馴染みがある
・加工がしやすく、取り付けやすい
・価格が比較的安い
・古くから使われており馴染みがある
デメリット
・サビやすく、耐久性はやや低め
・防音・断熱性が乏しい(雨音が響く)
・メンテナンスを怠ると劣化が早い
・防音・断熱性が乏しい(雨音が響く)
・メンテナンスを怠ると劣化が早い
特にサビはトタンの大きな課題でした。塗装による保護や定期的なメンテナンスを行わないと、穴が開いて雨漏りの原因になることも…。
とはいえ、その扱いやすさやコストの低さから、長年多くの人に選ばれてきた建材なんです。
トタンとガルバリウム鋼板の違い

近年、屋根や外壁材として注目されているのが「ガルバリウム鋼板」です。
トタンと同じく鋼板をベースにしていますが、亜鉛だけでなくアルミニウムやシリコンを含んだ合金でメッキされているのが特徴。
この違いによって、耐久性・耐食性はガルバリウムの方が格段に優秀です。サビにくく、寿命も長いため、住宅の屋根材や外壁材としては現在はこちらが主流になっています。
ただし、トタンにはトタンの魅力もあります。
たとえば独特の外観や、昔ながらの味わいを求める方にとっては、ガルバリウムにはない良さを感じることもできますね(^^♪
まとめ
今回は「トタンとは?」というテーマで、その特徴や歴史、メリットとデメリット、そしてガルバリウム鋼板との違いについて解説いたしました。
トタンは軽量で扱いやすく、昔から人々の暮らしを支えてきた建材です。
現在ではガルバリウム鋼板が主流ですが、トタンならではの魅力も健在です。
屋根や外壁を考える際に、ぜひ今回の内容を参考にしてみてくださいね(#^^#)
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