戸袋からの雨漏れ


木更津市のお客様は築年数が経過している古めのお家に住んでおりました。先祖代々、こちらにお住まいということで、建物もメンテナンスを繰り返し、大切にしてきたそうです。今回は2階の戸袋の劣化が原因で雨漏れが発生してしまったそうで、これまで修理を繰り返してきましたが根治に至らず、弊社にご相談をいただきました。2階ということもあり、今後使用しないということで撤去を選択致しました。
見る機会がほとんでない戸袋内部

当時の戸袋は木製で、塗装をしていても使用により劣化してきてしまいます。戸袋は雨戸を収納しておく場所ですので、降雨後の雨戸が濡れた状態でも収納してしまうことがほとんどです。乾かしてから、収納した方が不具合は発生しにくくなるのです。内部は塗装などされておらず、木部が剥き出しの状態ですので、湿気などがあると良い環境ではありません。ほとんどの方が戸袋内部がどのようになっているかを知らないでしょうから、今回の解体でどのようになっているかを見てもらいたいところでもあります。外構部分を外してみると良く解りますが、お部屋内部との隔たりは3ミリベニヤ一枚です。不安に感じる方もおられるでしょうが、これは当時のスタンダードな作りと言っても良いでしょう。水分が大敵なことが良く解ると思います。
戸袋と筋違い柱
内部は立ち柱・間柱・筋違い柱など重要な部分があります。薄いベニヤが張られているだけですので、劣化をそのままにして置くと住宅の構造にもすぐに影響が出て、とても大きな工事へと発展する事があるので注意が必要です。 戸袋が設置してある場所は窓の隣のスペースで、お部屋の造りと構造的にも角にあることが普通です。在来工法ですと、窓横や部屋角などには、重要な筋違いが設置してあることが多い部分です。筋違いは住宅の揺れやねじれを抑制しているものですので、劣化や破損だけは避けたいところでもあります。

今後のことを考え、解体・撤去

現在ではサッシや戸袋はアルミ製や樹脂製へと変わってきています。戸袋の設置方法も変わり、劣化しにくくなっていますが。お客様のように修理しても同じことが発生してしまうのであれば、撤去してしまうことも住宅には必要なのかもしれません。戸袋内部のことなど知らない方が多く、戸袋内部はメンテナンスも困難ということもありますので、一度点検などをお考えして見るのも良いでしょう。 ご相談はフリーダイヤル0120-948-355までお待ちしています。
記事内に記載されている金額は2018年05月24日時点での費用となります。
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