今回のお客様のお住まいは大網白里市大網にご在住で、今年で築26年目を迎えます。築15年目の時に一度塗装工事を行ったことがあるそうですが、最近になり外壁のひび割れや屋根の汚れが気になりだしたので、塗装を含めた全面的なメンテナンスを考えているとの事で弊社にご相談されたそうです。
窯業系サイディング外壁のつなぎ目には広範囲にわたりクラックが発生


それではまず外壁から調査していきます。
外壁は窯業サイディング外壁で、仕上がりがモルタル風の仕上げとなっています。モルタル外壁のような落ち着いた風合いがあります。
前回の塗装から11年経っていますが、塗膜の状態は悪くないようで、外壁も汚れや藻の発生もなく、美しい白さを保っています。
直接外壁を触って塗膜の状態を見てみましょう。
若干ですが指先に白い粉が付着しました。チョーキング現象が現れていますね。まだべっとり付着するレベルではありませんが、前回の塗装より11年ですので劣化が始まっていることは確かなようです。
サイディングボードの繋ぎ目を見てみましょう。
サイディング外壁はボードを張り合わせて外壁を構成していく工法で、ボードの繋ぎ目にはシーリング材を埋め込んでおります。
このシーリング材が劣化によりひび割れを起こし、仕上げのモルタルにまでひび割れが発生しています。このひび割れはほぼ全面的に発生していました。
このまま放置いたしますと、亀裂から雨水が染み込み、気温により伸縮・膨張を繰り返すことでサイディングボードに変形や反り、ひび割れなどの悪影響を及ぼすことになります。
シーリングに関しては打ち替えが必要のようです。やはり長く維持させるには、早めのメンテナンスが必要です。
スレート屋根の状態は良好でも棟板金には錆が発生


続いて屋根を見てみましょう。
こちらは化粧スレート屋根を使用しています。
屋根の方も経年劣化と風雨、紫外線などによって表面の塗膜が劣化しており、屋根全体が色褪せてしまっています。また比較的日の当たりにくい面には苔が発生してしまっています。
屋根に上って直接歩いてみまと、まだ踏みごたえがしっかりしていて、スレート自体の状態は良好なようです。下地材の方も傷めている様子はありませんでした。今回は高圧洗浄と塗装工事で十分な対応が可能です。
ただ棟板金の一部がさび付いていました。こちらはケレン作業でしっかり錆を落として再塗装をすれば大丈夫でしょう。
調査を終えて、撮影した写真を見ていただきながら、お客様に現状をご報告いたしました。
工事として屋根・外壁の塗装工事と、外壁のシーリング打ち替え作業を、屋根には板金の屋根板金の塗装工事をおすすめいたしました。
おすすめする塗料に関しましては、外壁には優れた耐汚染性で長期間汚れとカビを防ぐナノコンポジットWを、スレート屋根には優れた耐候性、耐久性を誇るファインパーフェクトベストをおすすめいたしました。

記事内に記載されている金額は2019年04月19日時点での費用となります。
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