築32年、クラックが多数発生
本日は長生郡一宮町のお客様より承りました、外壁の塗装調査の模様をお伝えいたします。
「築32年にもなり、だいぶひび割れなどが目立ってきたために近日中での塗装工事を考えている」とのご相談を承りました。
今回お客様は、今年で築32年目、前回の塗装工事からも15年は過ぎているようです。


それでは早速調査を行います。
お客様の外壁はモルタル外壁です。仕上げにひと手間かけられた、ボンタイル吹きのヘッドカット仕上げになります。
前回のメンテナンスから築20年近く経つということで、外壁全体が黒ずみ、すっかり色褪せてしまっています。外壁の凹凸の窪み部分に汚れやカビが集中して蓄積してしまっています。苔や藻が大量に繁殖している個所はありませんでした。
モルタル自体は水とセメントと砂を混ぜ合わせて作られてた素材ですので防水性はありません。それを防水性や防汚性のある塗料を塗布して補っているのです。
したがってその塗膜が劣化してしまうと水分と一緒にカビなどを吸収してしまい、藻や苔の繁殖の原因になってしまうのです。
このような汚れやカビ、そして藻や苔の繁殖は高圧洗浄をすることによってすっかり落とすことができます。それだけでも見た目的には十分きれいになりますが、洗浄だけですと失った防水性や防汚性は戻ってきません。高圧洗浄で外壁の汚れを落とした後は必ず塗装工事をして防水性をおぎなってあげる必要があります。
塗膜の劣化により付帯部分の劣化も激しい


調査を続けましょう。
モルタル外壁という事で、やはりクラックが目につきます。セメントと砂が主体のモルタルですので、5年をすぎるとクラックが発生してきます。ただよほど大きな地震でも発生しない限り、5年から10年でクラックの発生は落ち着いてきます。ただそのまま放置いたしますと、地震などの影響により微細なクラックも徐々に大きくなっていきます。
お客様の場合は築30年すぎということもあり、大きなクラックが複数カ所で確認できました。ここまで大きくなりますと、亀裂より雨水が侵入しやすくなり、外壁の下地材のみならず構造材にまで入り込んで腐食させ、雨漏りの原因になりかねません。そうなりますと補修するにしても大変大きな出費となりますので、長く維持するという点で早期補修することが重要です。
軒天など付帯部分の塗装も同様に劣化しています。こちらは外壁と違い木材でできていますので、塗膜の劣化は直接素材の劣化、腐食につながります。
お客様の軒天は一部が剥がれ落ちてしまっているので、張替え工事が必要となります。
お客様には今回の調査について写真を見ていただきながらご報告させていただきました。高圧洗浄と、クラック部分の補修作業、そして塗装工事をご提案させていただきました。
塗料に関しましては、モルタル外壁特有のクラックに強い、360%にも及ぶ高弾性を誇るエラストコートをおすすめいたしました。

記事内に記載されている金額は2019年04月23日時点での費用となります。
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