平成から令和に切り替わり史上最長のGWも終わりを迎えました。5月というと過ごしやすい気温になりガーデニングや掃除もはかどりますよね。それと同時に多くなるのが塗装工事のご依頼です。天候も穏やかで気温が高いと塗料の乾燥も早く工期に大きなずれが生じないため、塗装に最適な時期でもあります。塗装メンテナンスをご検討されている方はお早めに無料点検をご利用ください。今回は八千代市萱田町にある物置の塗装を含めた改修工事見積りの様子をご紹介したいと思います。
八千代市萱田町の物置改修見積もり調査
物置や倉庫に使用されることの多いのがトタンと呼ばれることの多い波状の外壁です。フラットな鋼板は簡単に凹んだり曲がりが発生しやすいため、あえて凹凸をつけることにより強度を高めているのです。トタンは亜鉛メッキ鋼板として以前多く使用されていた建材ですが、一度錆が発生してしまうと劣化が早く穴あきを起こす可能性があるため現在新規で使用されることは少ないです。その代わりとして錆びにくく高耐久なガルバリウム鋼板が普及しており、一度メンテナンスを行えば長期間にわたって修理を行う必要がなくなります。
錆の進行は雨漏りの原因になります
現状波板屋根からは雨水が入り込んでいる形跡があるため、葺き替え工事をご検討されていらっしゃいます。波板はコストパフォーマンスに優れていますが強風で煽られやすく、重なり部分に隙間ができる可能性が高くなります。何度か張替を行っているようで色の差異が見られますが、葺き替えを行うのであれば錆が接触しないように全体リフォームを行いましょう。錆は別の素材にどんどん移ってしまい劣化を拡大させますので、新規建材と劣化した建材の接触はタブーです。
庇も下地の木材が露出しており塗装で現状維持が難しいため、カバーや葺き替え工事を行う必要があります。では外壁の波板はどうでしょうか?
屋根よりも錆の発生が少なく変形等も見られませんので塗装も出来なくはありませんが、錆があることで塗膜の密着性が悪くなり剥がれを起こす恐れがあります。通常塗り替えの際には錆止め塗料で錆びの発生・拡大を防ぐのですが、それは新たに発生する錆に対しての効果であり、すでにある錆に対しての効果ではありません。そのため既存錆は可能な限り取り除かなければなりませんが、その下地処理でかえって波板に穴あきを起こしてしまう可能性もあるため、メンテナンス方法は慎重に検討しなければなりません。
鉄部の下地調整手順
下地調整の方法としてまずは剥がれかけている塗膜や発生した錆を皮スキ等で削り落としていきます。これは表面の凸部を処理する作業ですが、錆が進行していると隠れている下地に穴が開いている可能性も十分考えられます。続いてマジックロン等の研磨剤で全体を削っていきます。目粗しと呼ばれる作業ですが、表面にあえて傷をつけることで塗料と密着する面積を増やし塗料の密着力を高めます。これは鉄部の他にも木部の塗膜剥がしにも行われる作業ですが、鋼板自体の表面を削り薄くしてしまうことがあるため、劣化している鋼板には注意が必要です。
今回調査を行った結果、今後のメンテナンスの簡易性も考え波板の張替をご提案させていただきました。経年劣化に塗装でも対処できるかもしれないという状態は、最もメンテナンス方法を考えなければいけないタイミングです。街の外壁塗装やさんでは塗膜の経年劣化だけでなく建材の状態も詳しく調べ、今後を考えた補修方法をご提案させていただきますのでよろしくお願いいたします。
記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
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