前回からご紹介させていただいている千葉市緑区あすみが丘の屋根外壁塗装工事です。本来は屋根材も外壁材も3回塗りで仕上げます。しかし今回はタイル調窯業系サイディングの凹部と凸部を2色で塗り替える目地塗装を採用したことにより5回塗りを行いました。目地塗装は意匠性の高い状態のまま塗膜保護をすることが出来ますので、完工後をご覧になって塗装方法や施工費用が気になる方はお気軽にお問い合わせください。
計5回塗りの目地塗装
では塗装の様子を見ていきましょう。まず初めに下地と仕上げ塗料の密着性向上を目的に下塗りを行います。窯業系サイディングであればシーラー、モルタルにはクラックを埋めるフィラー、トタン等の金属系外壁にはプライマー等適した塗料を使用していきます。続いてお客様に選んでいただいた色で中塗り・上塗りを進めていくのですが、目地塗装の場合はまず凹部を仕上げたい色で2回塗りを行います。さらに異なる色で凸部を2回塗りし、凹凸の仕上がり色を変えていきます。
通常の塗装では凹凸は同じ色になりますのでタイル調のサイディングも特徴がなくなってしまいます。しかし目地塗装は新築時の意匠性をそのままに色の変更をすることが出来ます。築年数が浅い場合はクリアー塗装で塗膜保護することも出来ますが、色を変えたり傷を隠したりということは出来ません。つまりクリアー塗装と目地塗装どちらを行うかの判断基準は、①外壁の色あせが進んでいるか②塗膜の剥がれや傷がないか③イメージチェンジを求めているのかの3点です。もちろん5回塗りの目地塗装は塗料の量も塗り回数も増えるため施工費用は高くなります。通常塗装と美観性・コストをしっかり検討した上で工事を進めていきましょう。
塗装後に外壁色に合わせてシーリング補修を行いました。塗装前に行う事が多いのですが、硬質な塗料の場合はシーリング材の表面だけひび割れが起こってしまいますので後打ちの方が適しています。
既存シーリング材を撤去し専用プライマーで密着性向上、シーリング材を打設し養生を取り除けば工事は完了です。後打ちでの注意点はシーリング材の色を仕上げ色とそろえる必要があること、先打ち施工のケースよりも太陽光によって劣化しやすいということです。シーリング材は元来塗料よりも耐久性に劣りますので、次回の塗装までに打ち替え補修を行わなければならないケースもあります。しかし目地補修だけの場合でも足場仮設が必要になってしまいます。ランニングコストを抑えるためにはなるべく耐久性に優れたシーリング材を使用し劣化を防いでいくことが重要です。オートンイクシードは20年超の耐久性が期待できるため補修にお奨めです。
外壁塗装後のサイディングです。1階のみタイル調を活かし目地塗装を行いましたが存在感を感じさせますね。ツートンで目地塗装を行った今回は3色使用していることになりますので、目地部分だけにとらわれていると統一感が失われてしまいます。必ず1階と2階で相性の良い色を使用しましょう。
街の外壁塗装やさんでは多数の目地塗装・柄塗装の事例がございます。色の組み合わせ・施工費用・工期等気になることがございましたらご相談ください。カラーシミュレーションを用いながらお住まいに合った色を決めていきましょう。
記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
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