千葉市緑区あすみが丘にて屋根外壁塗装工事を行った現場になります。塗装工事の際には高圧洗浄の水や塗料が飛散する可能性があります。もちろん細心の注意を払って作業を進めていくのですが、より確実に飛散を防ぐため、そして施工スタッフの作業性・安全性を確保するために足場とメッシュシートを設置する必要があります。この段階から作業車の出入り・騒音や臭いが発生することから近隣にお住まいの方のご協力が必要ですので、必ず工事前のご挨拶を行ってから工事に取り掛かります。
塗装工事ではまず高圧洗浄で屋根外壁にこびりついているコケや藻・カビ、既に劣化し剥がれる可能性のある旧塗膜を洗い落としていきます。簡単な作業と思われがちですが、屋根材・外壁材の特徴を把握した上で作業を行わないと雨漏りを引き起こすこともあります。屋根材にひび割れがないか確認をしながら適切な角度で洗浄し、作業後は十分に乾燥させてから塗装を行います。
仕上げ塗装前に確実な下地補修を!
塗装の基本は下塗り・中塗り・上塗りの計3回塗りです。下塗りは屋根材の吸い込み止めと補強、仕上げ塗料との密着性向上と非常に重要な役割を担っていますので、まんべんなく塗装していきます。その後中塗り・上塗りで仕上げるのですが、必要な箇所は美観に影響が出ないよう下塗りの段階で補修していきます。
今回は棟板金の釘浮きが見られたため、釘の打ち直しとステンレス製ビスでの再固定を行いました。さらにビスや釘穴から雨水が入り込まないようシーリング材を打設しました。
棟板金交換工事は定期的に行う必要があります
それでも棟板金が固定されるどころかガタガタと揺れてしまっていたため確認すると、棟板金の下地となる貫板(ぬきいた)が腐食してしまっていました。これではビスも釘も全く利かず固定が出来ませんので、交換する必要があります。棟板金は築年数の経過とともに釘が浮き貫板の劣化・腐食が進行してしまうため、10~15年前後で交換を行わなければなりません。
今回は木製貫板ではなくプラスチック樹脂製貫板を用いて棟板金交換工事を行いました。費用は木製よりも若干高くなりますが、雨水で腐食しにくく耐久性を維持することが出来ます。さらに貫板と棟板金はステンレス製ビスで固定するため抜けにくく強固な状態に仕上げられます。
しっかりと下地を補修してからようやく中塗り・上塗りを行います。使用した塗料は臭いの少ない弱溶剤塗料、水谷ペイントのルーフマイルドSiブラックです。これはスレート屋根材だけでなく、モニエル瓦などの乾式洋瓦やセメント瓦にも使用でき、高い耐久性・耐候性・光沢性・低汚染性・耐アルカリ性でお住まいの屋根を長期的に守ります。
次回は外壁塗装の様子をご紹介したいと思います。
記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
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