千葉市花見川区にお住まいのお客様から外壁塗装のお見積り依頼を頂きました。築15年のパワーボードですが、塗装前のような意匠性の高い仕上がりでの塗装をご希望されています。そこで今回は外壁の様子と多彩模様塗料の特徴とペリアートUVでの塗装例をご紹介をしたいと思います。
パワーボード(ALC)は定期メンテナンスが必須です


パワーボードやALCと呼ばれる外壁材は簡単に説明すると気泡がたくさんあるコンクリートです。コンクリートのような高い耐久性・耐火性を持ちながら、軽量で断熱効果・遮音性に優れており、東京都庁や唐招提寺にも使用されているようです。他の外壁材よりも高価ですが60年近い耐久性がありますので、メンテナンスさえしっかり行っていれば外壁材張替等の多額な出費を抑えることが出来ます。主成分がセメントで吸水性の高いALCの耐久性を維持するためのメンテナンスは目地のシーリング打替、そして塗装です。塗膜が劣化してしまうと、メリットの多い気泡に入り込んだ雨水が凍結→膨張を起こすことによるひび割れを起こしてしまいますので、10~15年ごとのメンテナンスを心がけましょう。

指で指している場所が目地ですが、ボードがサイディングよりも小さい為自ずと目地が多くなります。目地のシーリング材が劣化してしまうとボードの継目からも雨水が入り込んでしまう恐れがありますので塗り替えに合わせて補修していきましょう。
今回の塗装メンテナンスでは防水性の維持はもちろんですが、外壁材に見られる石粒のような模様を残しての塗装をご希望されています。通常の塗料では塗りつぶしですので石粒や柄の模様はなくなってしまいます。クリアー塗装は高いデザインを残したままの保護が可能ですが、サイディングボード用の塗料ですので今回の塗装には適しません。
多彩模様塗料ペリアートUVでの施工方法


そこで今回は多彩模様塗料での塗り替えをご提案させて頂きましたので、日本ペイントのペリアートUVで施工した様子を合わせてご紹介いたします。多彩模様塗料とは複数の色合いの塗料とチップや石粒で構成された塗料で、石や岩のような質感を与えることが出来ます。色褪せや汚れが目立ちクリアー塗装では仕上げられないサイディングにも最適です。塗装方法はまずご希望の色で下塗りし上塗りとの密着性を高めます。施工画像は柔らかな印象のスムースコットンですが、使用色によって華やかなイメージやシックに仕上げることも出来ます。
高級感溢れる仕上がりへ


上塗り塗料にはチップや石粒が混合されているため均一に吹き付けていくと、塗装しただけとは思えない石粒感のある表面に仕上がりました。施工後はクリアー粒子が結合して層を作る為、雨や汚れの付着に強く耐候性に優れた塗膜を形成することが出来ます。水性シリコン系塗料ですので臭いも少なく抜群の耐久性を維持できます。
多彩模様塗料は各メーカーから販売されていますが、色合いやチップの大きさが異なる為仕上がりの印象も大きく変わります。新築時のような意匠性を維持したい、重厚感のある仕上がりをご希望の方は、ぜひ多彩模様塗料での塗り替えをご検討ください。お住まいの無料点検や塗料に関するご質問も承っておりますので、気になる方はお気軽に街の外壁塗装やさんへご相談ください。
記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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