前回ブログに引き続き習志野市の屋根塗装前点検で、下屋の瓦棒屋根の特徴と経年劣化をご紹介していきます。昔から見かけることの多い形状の金属屋根ですが、以前はトタンと呼ばれる亜鉛鉄板を使用している事が多くそのまま「トタン屋根」と呼ばれていました。現在は錆びにくいガルバリウム鋼板を使用するので耐久性も比べものになりませんが、まだまだトタンは多く使用されておりメンテナンス時期に差し掛かっています。ぜひ既存屋根材が使用し続けられるように、補修を心がけましょう。
緩勾配屋根に施工できる瓦棒(トタン)屋根の特徴は?
瓦棒屋根は1階屋根(下屋)に葺かれていました。他の屋根材とは間違えることのない特徴的な形状をしていて好き嫌いは分かれると思いますが、瓦棒のメリットは「緩勾配(傾斜がない緩やかな)屋根への施工が可能」という点です。瓦やスレートといった一般的な屋根材は4寸程度の屋根に葺くことが可能です。適応する勾配を満たしていないと雨漏りを起こす可能性が高くなるためです。緩勾配屋根は雨水の流れも遅くなるため、急勾配屋根よりも排水機能に優れた屋根材で対応していくことが大切になります。その点、瓦棒は雨水の流れを妨げる段差等が無く雨水もスムーズに排水出来ますので、わずか1寸の屋根にも施工することが出来ます。緩勾配屋根に対応できる屋根材自体がそれほど多くないため、瓦棒の存在は室内スペースを拡大する為にも非常に役立ちます。
芯木の腐食や釘浮きは細かくチェック
瓦棒屋根は通常の屋根材と葺き方が異なります。凹凸がありますが、凸には芯木と呼ばれる木材を取り付けています。凹部分はドブとも呼ばれますが鉄板を葺きます。この際に芯木に立ち上げるように取り付けキャップで芯木を覆い被せています。釘は芯木の側面に打ち込んでいますので、釘穴からの雨水浸入を起こしにくく雨仕舞に優れた屋根材です。もちろん釘が浮いてしまう事もある為、定期的に固定を確認し雨水が入り込まないように処置をしていきます。
雨漏りが起きていない限りは塗装が可能です
それほど性能に優れた瓦棒でも、補修もせずに雨漏りをしないということはありません。芯木部分は屋根材の中で最も傷みやすい場所です。特にキャップとドブの取り合いは雨水が集中する場所ですので錆が進行し、穴あきが起こってしまいます。またキャップが劣化すると芯木が雨水を吸い込み、板金の固定が出来なくなってしまいます。トタンを使用している場合は特に錆が進行しやすい為錆びないように塗装メンテナンスをしっかり行いましょう。
雨漏りが起きていない限りは塗り替えメンテナンスが可能ですが、トタンの場合は塗装が無駄にならないように、どれほど錆が進行しているか、細かな穴あきが起きていないか、耐久性が著しく低下していないかをしっかりと確認しましょう。経年劣化が酷い場合は、今後の事を考えて塗装よりも屋根カバーか葺き替えで屋根材を変更した方が良いでしょう。
塗装を行う際にはしっかりと錆を取り除き、錆止め塗料で錆の進行を抑えましょう。工具を使う際には必要以上に削り、屋根材の耐久性を落とさないように注意しましょう。
無料点検の結果、チョーキング現象が見られたものの屋根材の劣化は酷くないため、写真の様な塗り替えメンテナンスが可能でしょう。瓦棒は緩勾配屋根に施工されているケースが非常に多い為、足場を仮設することなく塗装できる場合がほとんどで施工費用を抑えることが出来ます。ぜひ屋根材が錆びて劣化してしまう前に、塗装保護をしていきましょう。
習志野市で屋根塗装を検討されている方、屋根材の特徴や補修費用に関するご質問、無料点検だけでもしてもらいたい等、お住まいで気になる点がございましたらお気軽に街の外壁塗装やさん千葉中央店へご相談ください、ご連絡をお待ちしております。
記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
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