千葉市稲毛区にてスレート屋根塗装前点検を承りました(^O^)/
スレートは施工年によってアスベストが含まれている屋根材か含まれていない屋根材(ノンアスベスト)に分類されます!
今ではアスベストは全く使用していない屋根材しか販売されておりませんが十分な耐久性を持っています。
しかし、全くアスベストを使用しない屋根材が販売されたばかりの2004年頃のスレート屋根材にはいくつか問題点が挙げられました(>_<)
代表的な屋根材はニチハのパミール、松下電工のレサス、シルバス、クボタのアーバニー、そして今回のお住まいで使用されているグリシェイドNEOです。
今回はグリシェイドNEOの特徴とメンテナンス方法をご紹介します!
クボタのノンアスベスト屋根材「コロニアルNEO」
一見問題のないスレート屋根に見えますが、安易に屋根塗装を行ってしまうと近い期間の内に補修が必要になってしまう可能性があります!
グリシェイドNEOはスレートの代名詞ともいえるコロニアルNEOと同時期に販売されました。
2つの屋根材の見分け方は「軒先のデザイン」です!ストレートに仕上がっているのはグリシェイドNEOで大手ハウスメーカーの新築戸建住宅専用の屋根材、凸凹なデザインはコロニアルNEOのようです。
この2つの屋根材に挙げられる問題点はひび割れ・欠落・反り上がりです。
見てわかると思いますが、屋根材が反りあがったために重なりに隙間が生じています(>_<)
スレート屋根材自体が薄い為、太陽光や雨水の吸い込みにより反りや浮きを起こしやすい傾向にありますが、ノンアスベスト屋根材の先駆け製品は特に起こりやすいという印象を受けます。
屋根材には多数のひび割れも見られました。
欠落している箇所はありませんでしたが、点検時や強風・地震の自然災害時の衝撃によって、いつ落下してしまうかは見当もつきません(>_<)
特に割れやすいと言われているアーバニーやレサスと比較するとトラブルが少ないようですが、屋根塗装を行っても屋根材自体が長く持たない可能性が高いです!
また棟板金の止め方に脳天打ちがされていました。
真上から釘止めを行うと、その釘穴から雨水が入り込み雨漏りを発生させてしまう危険性が上がります。
色が異なる板金部分は側面から打ち込まれていますので問題はありませんが、問題点は早急に解消しておいた方が良いですよね!
割れやすい屋根材は二次被害の原因になってしまいます
今現在問題は起きていなくとも、屋根材の割れが悪化してしまうと一気に落下することも考えられます。
すると釘穴が開いた防水紙が露出し雨漏りを発生、落下した屋根材は自動車や通行人に衝突し、事故や怪我を引き起こす原因にもなってしまいます!
必ずしも起こるトラブルではありませんが、不具合報告の多い屋根材として名前が挙げられる屋根材を使用している場合は、一度屋根業者に状態を確認してもらってからメンテナンス方法を検討しましょう。
グリシェイドNEOは屋根カバー工法で改善
当初は屋根塗装をご希望でしたが、屋根材の割れ・反り・棟板金補修の必要性を考慮し、今回は屋根カバー工法をご提案させて頂きました。
屋根カバー工法は葺き替えとは違い、既存屋根材の上にもう一層屋根材を葺くという施工です。既存屋根材を剥がす必要もありませんので撤去費用が不要です。
二重の屋根は重たくなると不安視されますが、スレートに重ねるのは軽量の金属屋根材ですので負担はそれほど大きくありません(#^^#)
また金属屋根材だけですと雨音や断熱性能が心配ですが、既存の屋根に被せているためそのような不安もありません。
費用を抑えたい・アスベスト屋根材を使用している場合は最適なメンテナンス方法です!
今回のような問題点が挙げられる屋根材はまだまだ多くのお住まいで使用されています(>_<)
更にちょうど今頃がメンテナンスの時期に差し掛かっています。見た目は綺麗なため屋根塗装も可能かと思いきや、実は屋根材自体に問題がありますのでしっかりと点検し今後の事を見据えた補修方法を選択していきましょう。
屋根材の種類や施工費用が気になる・金属屋根材の特徴や種類に関するご質問等がございましたらお気軽に街の外壁塗装やさんへご相談ください!
塗り替えで対処できない場合であっても適切な施工方法をご提案させて頂きます。
記事内に記載されている金額は2023年11月09日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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