船橋市にある築16年のALC外壁塗装前点検にお伺いいたしました。ALCというと代表的なのはへーベルハウスではないでしょうか?もちろん他のハウスメーカーでもALC外壁は採用されていますので、実はサイディングではなくALCだったというお住まいもあるかと思います。サイディングと同じくパネル形状ですがその主原料も特徴も全く異なりますので、注意点をしっかりと踏まえメンテナンスを行っていきましょう。
ALCとサイディングは見た目で判断できる?
こちらのお住まいはALC外壁ですが、サイディング外壁と一見違いが分かりませんよね?違いは厚みとパネルの大きさです。現在は各メーカーの工夫が盛り込まれていますのでサイズもまちまちですが、ALCは厚型が75㎜以上で薄型が35㎜以上、サイディングは14~16㎜(以前は12㎜もありました)と厚みに大きな違いがあります。パネルの大きさはALCが幅600㎜で厚みに合わせて長さが変わりますが、目地が多い傾向にあります。サイディングは幅が455㎜で長さが3.03mですので決められた場所に目地が見られます。簡単には見分けがつきませんが必ずヒントがありますので、一度お住まいの外壁材を確認してみましょう。
厚みがある分ALCの目地部分は凹凸が大きい事が多く、汚れの付着が非常に目立ちます。このように目地の部分だけ黒ずんでいるお住まいが多いでしょう。汚れは美観性を損なうだけでなく、雨水の流れを滞らせてしまいますので外壁材の劣化を招いてしまいます。特にALCは吸水性の高いセメントを使用しているだけでなく内部に無数の気泡を含んでいる為、雨水が入り込むと内部で凍結や膨張を起こしひび割れを起こしてしまいかねません。目地部分は雨水が入り込みやすく、雨漏りを起こす原因にもなってしまいます。
特に鉄部がないにも関わらず、外壁に錆が見られますね。これは雨水が入り込み内部の鉄筋が錆びて流出してしまっている事を示しています。錆びているだけでなく、内部で膨張して外壁材を傷めつけてしまいます。こうなってしまうのは全て【雨水の浸入】が原因です。ALCは耐久性・耐火性・断熱性に優れた非常に優秀な素材です。その寿命は50年超とも言われていますので、長く快適に住むことが出来る住宅に仕上げることが出来ます。しかしメンテナンスを怠るとせっかくのALCは高い性能を著しく落とし、雨漏りや内部の腐食を引き起こす可能性があります。
ALCには目地補修と外壁塗装が必須!
雨水の浸入を防ぐ為には目地シーリング材の補修と塗装保護が必要不可欠です。ALCに限らず塗り替えの周期はおよそ10年程度ですので、塗膜の劣化サインを見逃さずにメンテナンスを行いましょう。シーリング材は塗料の耐用年数に合わせ劣化しにくいシーリング材(オート化学工業のオートンイクシード等)を使用し、外壁塗料もシリコン系もしくはフッ素系で防水性能の高い塗料で保護していきましょう。ALCのメンテナンス方法や施工費用、塗料に関して等気になる点は、お気軽に街の外壁塗装やさん千葉中央店へご相談ください。屋根材・外壁材の特徴に合わせたメンテナンス方法をご提案させていただきます。
記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
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