本日は船橋市の屋根塗装前点検のご紹介です。築28年、前回のメンテナンスでは屋根材の割れに対してコーキング補修を行ったようですが、そろそろ塗り替えの必要性を感じたようです。スレート屋根材は10年程度で塗り替えが必要になりますので、屋根塗装が有効か判断をして工事のご提案をさせて頂きました。
アーバニーは年数によりメンテナンス方法が変わります
ランダムに葺かれたお洒落なスレート屋根です。こちらはクボタのアーバニーと呼ばれる屋根材ですが、アスベストが含まれているタイプとノンアスベストのタイプに分かれます。ノンアスベストは2001~2005年に販売されていましたが脆弱性が目立つため現在は販売されていません。ノンアスベストの場合は非常に割れやすい為、塗装ではなく屋根カバー工法をご提案しております。こちらのお住まいはそれ以前に建てられていますので恐らくアスベスト屋根材でしょう。
アスベスト屋根材は非常に頑丈なため、破損を起こさない状態でしたら塗装メンテナンスも可能です。
しかし今回は塗装メンテナンスをしていなかったため、塗膜の劣化を起こし苔・藻の付着、屋根材にも割れが見られました。コーキング材で補修済みですので雨漏りの心配はありませんが、ここに隠れた注意点があります。
アスベストは屋根としてあるうちは健康に問題がありません。しかし、破損や割れを起こした際に空気中に飛散してしまいます。髪の毛の約1/5000の繊維が飛び散りますので、目にすることもせずに肺に取り込んでしまいます。数十年後の肺がんの原因にもなる非常に危険な素材ですので現在使用が禁止されているのです。割れが無いのであれば塗装メンテナンスが可能ですが、今回は棟板金の浮き、屋根材全体の劣化も見られましたので屋根カバー工法をご提案させて頂きました。
屋根には天窓(トップライト)が設置されていました。こちらも屋根材と同様に10年程度でメンテナンスを行う必要があります。天窓枠の塗膜が剥がれたことにより錆が発生していました。
天窓(トップライト)のメンテナンス
屋根工事を行う際には天窓(トップライト)のメンテナンス、築10年前後であれば点検と簡易補修、20年前後で交換をお勧めしております。天窓は外壁に取り付けられた窓よりも3倍もの採光性がありますので、室内に効率的に光を取り入れ明るい印象にします。もし仮に天窓の必要性を感じない場合は、撤去をしてしまった方が雨漏りのリスクを抑えることが出来ますので、屋根工事のタイミングで一度メリット・デメリットを吟味しましょう。
タイル外壁の浮き確認
最後に煙突部分にあるタイル外壁のご紹介です。タイルは吸水性が低く劣化しにくい外壁材です。タイルの割れや目地の劣化により雨水が入り込み、タイルの浮きや剥がれを起こす可能性がありますので、異常がないかの確認は行いましょう。浮いているかどうかは目視確認が難しい為、打診棒で確認をさせて頂きます。浮いている場合は軽い音、問題の無い場合は重たい音と、音の高低で状態を確認することが出来ます。定期的なメンテナンスを怠らなければ長期的に使用することが出来ますので、定期的に見てあげましょう。
ここまでの無料点検を行った上でメンテナンスのご提案をさせて頂いておりますので、あとは予算に合わせて使用屋根材や補修範囲を決めていきましょう。お見積りに関してご質問がございましたらお気軽にお申し付けください。疑問を解消しメンテナンスを行っていきましょう。
記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
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