千葉市花見川区で築12年のスレート屋根塗装前点検を実施しました。スレート屋根は軽量でカラーバリエーションも豊富であり比較的安価な為、今では多くの新築住宅で使用されています。軽量な屋根材を使用することで、屋根の重さに耐えられるだけの柱や壁で建てる必要が無い為、新築の全体コストを抑えることも出来るためです。
しかし薄い形状の為、経年劣化によって様々な症状が見られるようになりますので、今回はスレート屋根の劣化と補修方法をご紹介いたします。
厚さ6㎜のスレート屋根材には様々な劣化が現れます
築8年程度から全体的な色褪せや苔・藻・カビの付着が発生し始めます。これらは全て、塗膜の経年劣化によりチョーキング現象を起こし、スレート屋根材が雨水を吸い込むことで発生する自然な現象です。屋根材自体の耐久性が低下してしまうと、少しの衝撃でヒビが入ってしまったり、新築時の施工によるわずかなひび割れが拡大して見られることが多くなります。
大事な家を守る屋根だから丈夫で当たり前と思われている屋根材ですが、屋根材の種類によって寿命も特徴も違います。スレート屋根は塗装メンテナンスを行って25~30年前後の寿命です。寿命50年超の瓦と比べると短いように感じられますが、メンテナンスも比較的安価になります。
屋根はスレート材だけで成り立っておらず、棟板金や雪止めにステンレスやガルバリウム鋼板を使用しています。錆びにくい素材ですが常に太陽光や雨水に晒され続けていますので、必ずいずれは劣化してしまいます。鉄部は一度錆が発生すると急速に腐食が進行してしまいますので、定期的な塗り替えで塗膜保護をしていく必要があります。
見えない細かなひび割れがある可能性がありますので、注意深く点検を進めていきます。端から見るとスレートがどれだけ薄い形状なのかが分かりますね!6㎜程度の屋根材が吸水・乾燥を繰り返すことで、だんだんと浮きや反りを起こします。
浮き・反りは塗装メンテナンスを行っても直すことは出来ません。更に状態が悪化すると風で煽られて割れたり、雨水が吹き込むことで雨漏りを起こす可能性もグンと高くなります。
新築から8~10年程度で塗り替え、以降は塗料のグレードに合わせてメンテナンスをし、屋根材の劣化を防いでいきましょう。
スレート屋根のメンテナンス方法
塗装工程は外壁と変わりませんが、鉄部の腐食を防ぐ為に錆止め塗装を行います。スレートのひび割れはさらなる被害を拡大させないためにコーキング補修を行います。ひび割れがあっても雨漏りは起きません。しかし割れて欠落してしまうと、防水紙を保護するものがなくなってしまうため雨漏りを起こしてしまいます。劣化が軽微なうちにしっかりと補修し、家を守る屋根をお客様自身が守ってあげましょう!
屋根メンテナンスに関してのご質問がございましたら、お気軽に街の外壁塗装やさん千葉中央店へお問い合わせください。秋は塗装に人気のシーズンですので、ご検討中の方はお早めにご連絡頂きますよう宜しくお願いいたします。
記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
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