外壁塗装工事のご相談を頂いたのは、千葉市花見川区にある築12年のお住まいです。
多くのお住まいで使用されている窯業系サイディングですが、築浅にも関わらずサイディングの浮きにお悩みの方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、サイディングがどのように施工されているのか、浮いてしまう原因をご紹介したいと思います。
まずは外壁の状態をチェックしていきましょう。
2種類の窯業系サイディングを組み合わせていることで、面によって印象が大きく変わりますね。チョーキングの起きにくいサイディングで、汚れや埃の付着が目立ちにくいベージュ系ですので、非常に綺麗な状態でした。
北面の下側、サッシからの雨垂れに汚れが付着していましたが、築年数に関わらず立地や部位によって発生してしまう仕方のない汚れです。定期的に洗い落とすことで綺麗になりますが、しばらく放置すると頑固にこびりついてしまいます。
サイディングには外壁材の間に目地と呼ばれる隙間があります。雨水が入り込まないように粘性の高いペースト状のシーリング材を充填していますが、経年劣化すると硬くなりひび割れを起こしてしまいます。こちらのお住まいは肉痩せや亀裂だけでなく、剥がれを起こしボンドブレーカーが露出してしまっていました。
シーリング材は塗膜よりも寿命が短く、頻繁に補修が必要です
サッシ周りのシーリング材もひび割れを起こし、僅かですが隙間を作っていました。目地もサッシ周りも、シーリング材が劣化することで雨漏りを起こしてしまう可能性があります。新築時のシーリング材は5年前後で傷んでしまう物が多い為、初めての外壁塗装の際には既に亀裂が入っている事がほとんどです。
必ず塗り替えの前にシーリング補修を行うか、塗り替えと同時に打替えましょう。
現在は長寿命のシーリング材もございますので、メンテナンスサイクルを延ばすことが可能です。
窯業系サイディングが浮いてしまう原因は?
窯業系サイディングをしっかりと見たことがありますか?多くのお住まいでは釘で固定されている事が多いのですが、サイディングの裏側で金具留めをしているサイディングもあります。
この施工方法の違いはサイディングの厚みによって異なります。14㎜以下のサイディングは釘止めですが、15㎜以上のサイディングは金具を用いて施工しています(ちなみに、15㎜以上のサイディングは厚みや金具代により、新築時のコストが高いようです)。
釘が下地に打ち付けられていない、新築時にしっかりと打ち込まれていない、サイディングが反ってしまった場合等に釘が浮いてしまいます。サイディングの浮きは、雨水が入り込み下地を腐食させてしまいますので、胴縁の確認をした上で下穴を開け、浮かないようにビスで固定しましょう。
サイディングの浮きは築年数が経過するほどに起こるリスクが高まります。しかし、築浅であっても起こらない可能性が0というわけではありません。1年に1回はお住まいを見渡して、異常を感じたら塗装時期に関係なく補修していきましょう。
お住まいの状態を見てほしい、メンテナンス費用を知りたい方はお気軽にお問い合わせください。大事なお住まいを守る為の補修方法をご提案させて頂きます。
記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
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