屋根外壁塗装点検でお問い合わせを頂きました習志野市のお住まいです。窯業系サイディングはレンガ風や石造風等、自由なデザインと豊富なカラーバリエーション、コストパフォーマンスに優れている為、今やお住まいの70%以上のシェア率を誇っています。
塗り替えの時期や劣化のサインはご存知の方が多いと思いますが、築年数が経過することでまた注意すべき変化が見られますので、ご紹介していきます。
築23年で初めての外壁塗装工事をご検討中です。塗膜の劣化を示すチョーキング現象の確認をしたところ、ほとんど手に付着しませんでした。
粉が手につかないから大丈夫?そうではありません。築8年程度から少しずつ塗膜は劣化しチョーキングを起こしていたと思いますが、雨水で洗い流されてしまったと思います。つまり外壁を保護するはずの塗膜が無くなってしまったのです。
新築時に塗料のグレードを指定していない限りは、安価な塗料を使用している事がほとんどです。これは手抜きではなく、全体のコストを抑える為の方法です。しかしその分、初めての外壁塗装は10年未満での施工を推奨しています。その後は使用した塗料のグレードに合わせてメンテナンスしていきましょう。
窯業系サイディングが浮く原因は?
築年数が経過しているお住まいに見られるもう一つの現象として、サイディングの浮きが挙げられます。浮きが起こる原因は、釘の抜けかサイディング外壁材の反りです。釘の抜けが原因であれば固定し直すだけで問題はありませんが、サイディングが吸水し太陽光による乾燥を繰り返すことで、反りを起こしてしまいます。つまり根本的原因は表面塗膜の劣化です。
一度反ってしまうと改善することは出来ません。固定し直したとしても反り返りに負け、徐々に浮きが再発してしまいます。その為、サイディングを張り替えなければなりません。
浮きや反りが発生すると、その隙間から雨水が入り込み下地の腐食や雨漏りを起こしてしまいますので、どれだけ発生を防いでいくかが鍵です。
浮きの確認方法と固定補修
目視確認できる浮きはそのまま補修が出来ますが、全体的に浮きを起こしている可能性もあります。そこで窯業系サイディングがしっかりと固定できているかを打診棒を用いてチェックしてみましょう。
打診棒を転がすと、固定されている場所は低く重たい音が聞こえます。しかし浮いている場所は高く軽い音が聞こえます。タイルやレンガなど、内部の確認が難しい場所にも使用することが出来る為、リフォームを検討する際には非常に役立つ道具です。
浮いている場所は釘ではなく更に固定力の高いビスを使用します。そのまま打ち込むとサイディングがひび割れてしまいますので、一度錐で穴を開けてからビスを打ち込みます。
塗装工事は見栄えを綺麗にすることが目的だと思われがちですが、屋根材や外壁材の表面を保護し住宅の寿命を維持するために非常に大事なリフォームです。
適切な塗り替え時期を逃すと、思わぬ劣化で補修費用が嵩む可能性がありますので、早急に対処していきましょう。
窯業系サイディングの不具合、補修費用や塗料についてのご相談等、お住まいのリフォームでお悩みの事がありましたらお気軽にお問い合わせください。現状に対して適切な補修方法を行えば、ダメージも費用も最小限に抑えることが可能ですので、しっかりと直していきましょう!
記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
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