習志野市の築23年になるお住まいより屋根外壁塗装点検を承りました。
屋根材は富士スレートの厚形スレート「セラウッディ」です。1994年にグッドデザイン賞にも選出されたシンプルながらスタイリッシュな瓦ですが、既に廃盤になっているようです(現在はウッディシンプルという製品のようです)。
今回はセメント瓦の一種セラウッディの点検と、屋根塗装メンテナンスのご提案をさせて頂きました。
セメント瓦「セラウッディ」の点検
外観を見る限り通常の平瓦の様に見えますね。
直接近くで見てみると、全体的な色褪せと苔の付着が見られます。多くのお住まいで使用されているスレート屋根の厚形版になりますので、塗装の必要性は変わりません。
厚い分浮きや反りは起こしにくいのですが、雨水を吸い込むことで瓦が割れやすくなり、防水紙の保護が出来なくなってしまいます。
瓦を止めている釘の浮きが顕著に見られました。棟(屋根の頂部)でも見られましたが、ケラバ(妻側の端)はほとんどが浮いてしまっていました。
強風の影響も受けやすく雨が吹き込む為、恐らく下地の木材が傷み、釘が固定されずに浮いてしまったのでしょう。
これでは固定し直してもすぐに抜けてしまいますので、下地から補修を行う必要があります。
塗装を必要としない瓦の場合でも、下地の補修・補強は必要ですので定期的なメンテナンスは欠かせません。
谷板金の錆は雨漏りの原因になります!
屋根の形に合わせて施工されているのが、谷板金です。こちらはスレートや瓦でもカバーできない場所ですので、耐久性の高いガルバリウム鋼板、ステンレス、銅等で施工されています。
しかし経年によりいずれは錆び腐食を拡大させ、穴あきを起こしてしまいます。
瓦に問題が無くとも谷板金の劣化により雨漏りを起こしてしまう事がありますので、錆が進行しないように塗膜保護を行う必要があります。
メンテナンスのご提案
釘浮きが多く見られたため、まずは下地の補修を行い瓦の固定をしっかりとしていく必要があります。
そこでケラバ瓦を取り外し下地木材を取り替えます。その後、瓦がなるべくずれないように、瓦の重なり部分にコーキング材を打設します。
その後、塗装工事を行い雨水の吸収を抑えていきましょう、
今回はスレート、セメント瓦、コンクリート瓦とも相性の良い大同塗料のハイルーフマイルドフッソの使用をご提案させて頂きました。
右画像はハイルーフでの施工後ですが、光沢性が高く綺麗な艶を保持してくれます。
セメント瓦は吸水すると瓦自体の耐久性が低下してしまいます。低下した瓦に塗装をしても、耐久性が回復するわけではありませんので、早急に塗装メンテナンスを検討していきましょう。
瓦のズレや釘浮きが心配…塗装が必要な瓦か分からないとお悩みの方は、無料点検を承っている街の外壁塗装やさん千葉中央店へご相談ください。
記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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