トタン屋根のメンテナンスを考えているとご相談を頂いたのは、千葉市若葉区のお住まいです。
ご自身で定期的な塗り替えを行っていたようですが、前回塗装を行った際に穴が開いている事に気づいたようです。
現在雨漏りは発生していないようですので、状態が酷くなる前に何かしらの補修を行いたいとのことです。
トタンと瓦棒屋根
まずは屋根の状態から見ていきましょう。スレート屋根と呼ばれるセメントが主原料の屋根材と、トタンや瓦棒と呼ばれる金属屋根で構成されているようです。
屋根同士の継ぎ目は、工事を行った際に隙間ができやすく、補修が難しくなります。
また異なる屋根材を使用すると、塗装メンテナンスの際に使用塗料や工程が違う為、施工費用がかかってしまう事もあります。
トタンというと、波形の屋根か等間隔に縦棒が入っている屋根を連想する方が多いですね。
しかしトタンはそもそも、亜鉛めっき鋼板を指しますので、屋根形状ではなく素材の事です。
昔はトタンの金属屋根が多かったことから、波板や瓦棒を「トタン屋根」という方もいらっしゃいますね。
寧ろ、瓦棒屋根って?という方もいらっしゃいますので、トタンの方がなじみのある呼び方かもしれません。
もちろんどちらの呼び方でも分かりますので、ご安心ください。トタンかも瓦棒かもわからないという方は、お問い合わせの際に「金属の屋根が…」とも「屋根が…」でも構いませんので、お気軽にお申し付けください。
こちらのお住まいに使用されている、等間隔に縦棒に入っている屋根は「瓦棒」です。
通常多くの屋根材が、雨水を流すために4寸程の傾斜(勾配)を必要とする中、瓦棒は1寸程の僅かな傾斜屋根にも施工することが出来ます。
経年劣化による雨漏りや飛散のリスク
この特徴的な縦棒には、芯木と呼ばれる木材が入っており、板金を木材の側面に釘打ちをし固定します。
高い防水効果があり、緩勾配の屋根に仕上げることが出来る為、充分なスペースを取りたい場合に選ばれることの多い屋根材です。
お客様は定期的に塗り替えを行い、錆の発生を抑えられていたようですが、全てを完璧にメンテナンスするのは大変難しいです。
前回補修時に板金に穴が開いている事に気づき、コーキングで塞いだようです。
芯木部分には、上からコの字の板金を被せるように取り付けられています。
これで雨水の浸入を防いでいますが、傷みやすい場所でもあります。こちらのお住まいは、釘の浮きと板金の変形が見られました。
芯木周辺が劣化すると、屋根材の飛散を引き起こすこともあるので、今回はお客様のご希望でもある、屋根カバー工法と葺き替え工事のお見積りを作成させて頂きます。
費用では屋根カバー工法、下地の補修等が可能なことから葺き替え工事をご提案する場合があります。
築年数とお住まいの状態を見直して、今後のメンテナンス方法を決めていきましょう。
屋根補修の方法や費用、屋根材に関してのご質問等ございましたら、お気軽に街の外壁塗装やさん千葉中央店へお問い合わせください。
塗装だけでなく、屋根の状態に適した補修をご提案させて頂きます。
記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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