前回に引き続き、千葉市中央区の屋根塗装工事の様子をご紹介します。
高圧洗浄と下塗りで素地調整(下地調整)を行いましたので、中塗り・上塗りで塗膜保護を行っていきます。
仕上げ塗料は、水谷ペイントの「ルーフマイルドSi」です。
タスペーサーの設置
マイルド浸透シーラーで、スレートの補強と密着性の向上を行った状態です。
中塗り・上塗りを行う前に、縁切り専用部材タスペーサーを差し込み、屋根材間に隙間を作っていきます。
スレート屋根は薄い形状の為、塗料で隙間を埋めてしまい【毛細管現象】を起こさないように、必ず縁切りかタスペーサーを取り付ける必要があります。
1枚の屋根材に対し1~2個差し込んでいきますが、確実に空間を確保するためには2箇所設置(W工法)の方が望ましいでしょう。
ルーフマイルドSiは、ルーフマイルドU(ウレタン)をベースに作っています。
従来のポリウレタン樹脂とシリコン樹脂のシロキサン結合により、汚れにくく耐久性の高い塗膜を形成し、耐汚染性・高耐候性・耐アルカリ性に優れた屋根に仕上げることが出来ます。
2度塗り重ねることで、綺麗な艶の屋根に仕上がりました。
ルーフマイルドで幅広い素材への塗り替え
今回使用したルーフマイルドSiですが、実はスレート屋根材だけでなく、モニエル瓦・スカンジア瓦・パラマウント瓦の乾式コンクリート瓦(洋瓦)や金属屋根の塗り替えにも使用することが出来ます。
洋瓦は主成分がセメントの為、塗膜保護をしなければ防水性能はありません。
そこで瓦の表面に、セメントの着色剤を厚めに塗り、更にアクリル樹脂系のクリアー塗装を塗って【スラリー層】を形成しています。
このスラリー層を高圧洗浄で綺麗に取り除かなければ、塗装を行っても、古いスラリー層と一緒に剥がれてしまいます。
しかし、スラリー層を完全に除去するのには非常に大変な手間を要します。
更に弱溶剤塗料を使用するとスラリー層が脆くなり、新たな塗膜が剥がれてしまいますので、専用の水性塗料を使用することが多いです。
弱溶剤のルーフマイルドを使用する際には、スラリー洋瓦シーラーでスラリー層に浸透・補強し、高い密着性を発揮します。
この下塗り塗料によって、弱溶剤塗料での塗り替えが可能になりました。
このように、下塗り塗料を使い分けることで幅広い屋根材への使用が可能です。
耐久性を求め、ルーフマイルドフッソを使用するのも良いでしょう。
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記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
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