今回は千葉市花見川区の築14.5年程度のお住まいです。
2階建て、2種類の外壁材の塗装をご検討中ですので、点検を行いメンテナンス方法をご提案させて頂きます。
多くのお住まいで使用されている外壁材ですが、劣化の程度によっては補修の方法が全く違います。
下地は?張り方は?補修方法は?等いざ補修を行う際に、知らなかった!となる前に、サイディングの特徴を把握しておきましょう!
窯業系サイディングとは?
意匠性・コストパフォーマンス・施工性から、近年のお住まいで使用されている外壁材No.1の窯業系サイディングです。
壁に透湿防水シートを張り、胴縁で下地を組んでからサイディングを張っている「釘止め施工」と、胴縁部分にジョイナー金物を取り付け、サイディングをひっかけるように取り付ける「金具止め工法」、どちらかの方法で外壁材を張っています。
外観を見渡すだけでは、どっちの工法かは分かりませんが、ボードである為、必ず目地と呼ばれる隙間は出来てしまいます。
サイディングが浮く原因
近くで見ると、サイディングに釘が打ちつけられている事が分かります。
施工後に釘の色を合わせるようにタッチアップを行っておりますので、全く目立たず綺麗に仕上がっています。
新築時に釘と金物どちらが良いか聞かれなかったのに…と考えちゃいますよね。実は、サイディングの厚みが14㎜以内の場合は釘止め、15㎜以上は金具止めで行う事が基本です。釘で固定できる厚みかどうかという事ですね。
点検時に見ることが多いのは、釘止め工法のサイディングです。釘で固定されている場合、築年数の経過によって固定が甘くなり、ボードが浮いてしまう事があります。
右写真を見ると、外壁に段が出来てしまっています。この浮きが酷くなると、雨水が入り込み、雨漏りを引き起こす原因になってしまいます。
窯業系サイディングの浮き補修
サイディングの浮きは、高圧洗浄前に補修しなければなりません。
釘を打ち直しても再度浮いてしまう可能性がありますので、補修の際にはビスを揉み込みます。
ビス止めを行う時に外壁材を割る恐れがある為、固定箇所に錐で穴を開けてから固定していきます。
強く揉み込むと外壁材が割れ、弱いと浮きが改善されません。外壁材がまっすぐに仕上がるように確認しながら慎重に作業していきます。
サイディングは表面塗膜が劣化することで、吸水し浮きや反りを起こしてしまい、それが釘が浮く原因、外壁に段を作る原因になってしまいます。
既に隙間が出来ている状態でしたら、しっかりと補修をしてから塗装メンテナンスを行っていきましょう。
千葉市花見川区でサイディング外壁のメンテナンスを検討中の方は、お気軽に街の外壁塗装やさんにご相談ください。
記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。