習志野市で築20年のスレート屋根塗装の点検依頼を承りました。
恐らくまずは、塗装メンテナンスを検討するかと思いますが、屋根カバーや葺き替え工事も可能な屋根材です。
無料点検では、屋根の種類や傾斜(勾配)、施工面積を測るだけでなく、現在雨漏りを起こしていないか、屋根の状態点検、塗装を行った上で長期的に性能を維持することが出来るのかを判断させて頂きます。
外壁は築7年で塗装メンテナンスをされたそうです。屋根を施工しなかったのは、その時点ではまだ綺麗だったのだと思います。
屋根外壁を同時に塗装しないとどうなるのか?
まずは外壁が綺麗になったことで、目が届きにくい屋根の状態を把握しにくくなります。
また前回は外壁塗装の為に足場を組んだかと思います。しかし今回、屋根塗装を行うためにも再度足場仮設工事が必要となります。
その為、一時的なメンテナンス費用は安価に済みますが、サイクルコストを考えると必ず高い費用が掛かってしまいます。
最も理想的なメンテナンスは、屋根と外壁のメンテナンスサイクルが合うように補修工事を行う事です。
同等のシリコン系塗料を使用しても、屋根の方が直射日光により劣化しやすい傾向があります。
その為、外壁がシリコンの場合は屋根にフッ素系塗料等、高耐久の塗料を使用すると劣化を防ぐことが出来ます。
塗膜の劣化がもたらすスレート屋根の変化
屋根材表面には苔が付着していました。
塗膜が劣化したことで、セメントを主原料としたスレート自体に、苔・カビや藻が繁殖してしまいます。
苔や藻は水を含み繁殖範囲を拡大しますが、それと同時に屋根材も吸水します。
雨水は屋根材自体の耐久性を低下させるだけでなく、状態までも悪化させます。
屋根材の浮き・反り
白く見えているのは屋根材の素地です。吸水・乾燥を繰り返すことで、浮きや反りが発生し、ひび割れが起きやすくなります。
ヘラを差し込んでみると若干の浮きは確認できましたが、しっかりと元の状態に戻りました。
塗装は表面保護が出来ますが、屋根材の状態を改善することは出来ません。今の状態でしたら、塗装メンテナンスで充分に屋根の役割を果たすことが出来ます。
劣化が進行している屋根材は、塗料を吸い込みやすい状態です。
その為、下塗りで吸い込み止めを行わなければ、仕上げ塗料までも吸い込み、塗料の消耗、色ムラが起こりやすくなってしまいます。
状態によりますが、基本3回塗りを4回、5回に変更し、塗料代が嵩むことも考えられます。
このように、メンテナンスで無駄な費用が発生しないように、適切な時期に塗装工事を検討していきましょう。
記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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