船橋市の屋根塗装工事を承りました。定期的な塗装は必要だと良く耳にしますが、「した方が良いと言われたから」「雨漏りは起きていないんだけど…」と、塗装メンテナンスの目的を知らないからこそ、補修費用の捻出に戸惑いを感じる方もいらっしゃいます。
また実際お見積りを見てみると、「この作業は必要なの?」と不安に感じる面があるかと思います。
今回は塗装メンテナンスと、塗装に不可欠な高圧洗浄の役割をご紹介いたします。
塗装前のスレート屋根
和瓦と違い、塗装が必要と言われるスレート屋根の塗装前です。
新築時の屋根がオレンジ色だったわけではありません。オレンジ色に見えるのは、屋根に付着した無数の苔・カビ・藻です。
苔というと、日当たりの悪い外壁を見ればわかると思いますが緑色です。
屋根は日当たりが良い為、乾燥してオレンジ色に変色します。つまり雨の日になると緑色になります。
なぜここまで繁殖してしまったのか?それは屋根の塗膜が劣化してしまった為です。
塗膜は屋根表面を保護していますので、劣化すると屋根材が吸水しやすくなります。すると苔や藻が繁殖し雨水が滞留しやすくなってしまいます。
水分があれば更に増殖し、屋根全体にまで拡大してしまった結果です。
塗装は屋根表面に塗料を密着させる必要があります。苔や埃は密着の妨げになりますので、高圧洗浄で洗い落としていきます。
80~150hpaの高圧な水を噴射することで、汚れの除去だけでなく、苔の根絶ちまで行えます。
屋根の形状によりますが、足場は必要な住宅がほとんどです。が、高圧洗浄を行わなければ飛散防止用のメッシュシートは不要かもしれません。
塗膜の高い耐久性を長期的に維持するためには、塗膜が剥がれない事が大前提です。
高圧洗浄は必ず行い、屋根の表面を綺麗にしましょう。
洗浄後のスレート屋根
乾燥後のスレート屋根材です。オレンジ色はすっかりなくなり、新築時の黒色がうっすらと残っています。
白い部分は屋根材の素地です。塗膜が劣化し、屋根材を保護できていない状態です。
この状態で今までお住まいを守っていたんです。雨漏りを起こしていないのは幸運ですが、屋根材の劣化は防水紙の防止に繋がります。
塗装保護を行わないと、屋根材が破損し雨漏りを起こしてしまいます。
下地を綺麗に整えてから塗装をしていきます。下塗りで密着性を高め、中塗り・上塗りでご希望の色に仕上げていきます。
きっと高圧洗浄をするしないで、一時的な仕上がりは大差ないと思います。
しかし下地調整を行わないと、数年も持たずに塗膜が剥がれてしまいます。塗装作業に無駄な作業は一つもありません。
塗装の目的を理解し、定期的にメンテナンスを行っていきましょう。
記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。