築20年未満、屋根外壁塗装点検にお伺いいたしました、千葉市稲毛区のお客様邸です。
20年も経過していない住宅は、屋根外壁共に異常がなければ塗装メンテナンスは可能です。しかも大きな補修を必要とせずにです。
但し、2000年前後に建築したお住まいは、屋根材の種類について少し気を付けた方が良いかもしれません。
今回はアスベスト含有屋根材・ノンアスベスト屋根材、補修方法と注意点をご紹介いたします。
アスベスト屋根材
1961年から2004年までの多くの屋根材には、アスベスト(石綿)が含まれています。
強度・保温性・耐熱性に優れるアスベストは、お住まいをしっかり守る目的に適している為、建材には多く使用されていました。
しかし健康被害からアスベストが禁止されたのはご存知ですよね?
ではアスベストを使用しているお住まいは、すぐに建材の交換をしなければならないのか?
破損や解体で細かく飛散することが非常に危険ですので、屋根として葺かれている状態でしたら害はありませんので、ご安心ください。
屋根材に問題が無ければ、塗装メンテナンスも可能です。
ノンアスベスト屋根材
ノンアスベスト屋根材は、1996年から各社メーカーが販売され始めています。
しかし発売当初は課題がたくさんあり、改善しなくてはならない物ばかりです。その点は自動車も屋根材も変わりません。
こちらのお住まいは、ニチハのパミールと呼ばれる屋根材で、1996年から2008年まで発売されています。
ニチハのパミールは塗装出来ない?
この屋根材の特徴は、ミルフィーユのように貼り重ねたような形状で、経年によって表層が剥がれる【層間剥離】を起こします。
通常の屋根材はこのような問題が起きません。経年劣化で症状は目立ちますが、屋根材に使用されたアスベスト以外の新素材に問題があると言えます。
苔の付着も少なく、少しの剥がれしか見られない場合は、塗装メンテナンスでどうにかできないの?とご質問を頂くことがあります。
塗装の際には高圧洗浄で表面を綺麗にしていきます。パミールは洗浄の水圧に負けてしまい、表層が一気に剥がれてしまうのです。
すると塗装を行う以前に、屋根材を取り替えなければなりません。
そのため塗装ではなく、屋根カバー工法や葺き替え工事しか選択できませんので、あらかじめご注意ください。
小屋裏で雨漏り点検
屋根の傷みが酷い場合は、雨水が入り込む隙間を作っている可能性がありますので、雨漏りの有無を確認しましょう。
表面を見るだけでは雨漏りを起こしているのかを判断するのは難しいです。
小屋裏で垂木や断熱材に水染みが無いかを見させていただきます。
今回は塗装メンテナンスができない屋根材のご紹介いたしました。
他にもかわらU・アーバニー・コロニアルNEOなど、築年数に関わらず屋根材自体に問題があり、塗装をお奨めしない屋根材は存在します。
お住まいに使用されている屋根材が気になる場合は、お気軽に街の外壁塗装やさんへご相談ください。
塗装が出来ない場合は、屋根カバーや葺き替え工事のご提案もさせて頂きます。
記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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