外壁点検をご紹介しました、千葉市中央区のお住まいです。今回は入母屋屋根のスレート屋根点検です。
屋根の形状は様々ですが、複雑な形状ほどお洒落で、そしてメンテナンスが難しくなります。
今回は屋根の種類と、複雑な形状だからこそ起こり得るトラブルを紹介していきたいと思います。
屋根の形状
屋根は住宅の雰囲気を変える大きな要因にもなります。
単純な形状で雨漏りのリスクも低い「寄棟」や「切妻」が、最も人気で使用率も高いようです。
しかし建築基準法で高さ斜線制限がある場合に、屋根の形状を変えなくてはならないお住まいも存在します。
切妻屋根の妻側に小さな屋根面を設ける「袴腰」や、1枚屋根のみで形成される「片流れ」を採用するのは、制限があるためかもしれませんね。
そして今回は、切妻と寄棟を混合させた「入母屋屋根」です。和瓦の昔からある住宅に見かけられますが、存在感を放っています。
形状が複雑になればなるほど、メンテナンスは難しいのですが、その理由は【外壁が関係する】為です。
同じ理由で、段違い屋根の「招き屋根」、小さな屋根を乗せたような「越屋根」も補修が難しい形状と言えます。
塗装メンテナンスを検討する際には、屋根材に合わせて適切な補修を行えば問題はありません。
雨漏りの有無を確認し、スレートの浮きや反りが見当たらない場合は、塗り替えることで正常に使用することが出来ます。
小さなひび割れがありますが、雨漏りに繋がるほどでもありませんし、コーキングで補修すれば綺麗に補修出来ます。
スレート屋根は棟板金の飛散を起こす恐れがありますので、釘がしっかりと固定されているのかを確認します。
釘が固定されない場合は、下地木材が傷んでいると思います。強風で飛ばされる前に、下地から交換を行いましょう。
交換の際には錆びにくく抜けにくいSUS製ビスを使用すると安心ですね!
最後に複雑な屋根形状での注意点をご紹介します。
複雑な形状の屋根で起こるトラブル
複雑な形状の屋根は、外壁と接していることが多いです。
外壁から伝う雨が内部に入らないよう、屋根からの雨漏りで外壁が腐食しないよう、細かな部材で雨仕舞を行っています。
しかしどうしても複雑な形の施工の際に、隙間が出来やすくなってしまいます。
今回は外壁と上部の屋根の間に隙間が出来ていたことで、鳥が入り巣を作ってしまっていました。
鳥は糞尿で異臭を放ち、住宅を汚す原因にもなります。鳴き声や羽による騒音は、非常に大きなストレスになるようです。
いざなんとかしたいと思っても、屋根の作業ですので簡単ではありません。
このようなトラブルを避けるために、屋根の隙間を作らないよう定期的なメンテナンスを行っていきましょう。
記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
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