外壁塗装の際に「今までと全く違う色にしたい!」と思う方と、「新築時の色に戻したい!」と検討される方がいらっしゃいます。
ただ、築20年程度経過してしまうと、汚れが付着し色は褪せ、新築時がどのような色だったのか思い出せない…という方もいらっしゃいます。
当然のことです。お住まいは毎日毎日、無意識に見ているものですので、多少の色の変化には全く気付かず、その為色褪せにも気づかずに、メンテナンスが遅れるということが起こってしまうのです。
今回は千葉市花見川区のお住まいで、カラーシミュレーションによる新築時の再現と色の検討、そして補修が必要な箇所のご紹介を致します。
幕板で1階2階を区切っている、2階建てのお住まいになります。
遠目で見ると白く清潔感のあるお住まいですが、新築時は全く違う仕上がりだったかもしれません。
それは、サイディングの柄と色の違いです。ところどころ入っている柄違いのサイディングは、周りのサイディングよりも黒く見えます。
柄によって見え方は全く異なりますが、もしかしたらこの部分だけ違う色が使用されていたのかもしれませんね。
新築時の再現!
どんな感じだったのだろう?という事で、簡単にカラーシミュレーションで作成してみました。
柄違いの部分を濃い色にすることで、全く違う印象を与えますね!
柄を活かしたまま塗り分けはもちろん可能です。今回はホワイトとブラックですが、ピンクやブルー、グリーン系でも同系色の濃淡色を組み合わせることで、綺麗に仕上がりそうですね!
お住まいの劣化確認
外壁を白く見せているのは【チョーキング現象】の影響です。塗膜は劣化するとただ無くなる訳ではありません。
液体であった塗料が外壁表面で乾燥し塗膜に、太陽光や雨風によって徐々に粉状に劣化していくことで、外壁を白っぽく見せているのです。
手で触って粉が付着するのは、塗膜の摩耗、限界を表しています。
目地のシーリングも経年劣化します。施工後は弾力がありますが、月日が経つことにより硬化し、外壁との隙間を広げてしまいます。
隙間があると、雨が吹き込んで雨漏りを起こす恐れがありますので、必ず塗装工事のタイミングで打替えていきます。
破風板の塗膜の剥がれです。下地の木部は露出し、変色まで起こしてしまっています。
このままにしておくと更に塗膜は剥がれ、木部は腐食、最悪の場合は腐食した部分を取り替えなくてはならなくなります。
早急に塗膜保護を行い、劣化を防いでいきましょう。
施工前のチェックポイント
最後に、塗装を行う際に確認させていただく植栽です。
樹木が外壁や屋根と接触していると、足場の仮設が難しい他、素材を傷めますし、塗装の仕上がりにも悪影響を及ぼします。
その為、工事を行う前に接触している樹木は伐採する必要があります。
点検時には塗装以外でも、関係する点まで確認させていただきますのでご安心ください。
今回挙げた補修箇所・注意点を踏まえてお見積りを作成致します。仕上がりの色は、カラーシミュレーションで比較しながらじっくりと決めていきましょう!
記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
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