千葉市中央区の現場です。施工時には築30年を経過していたようですので、モルタル壁には多数のクラック(ひび割れ)が見られました。
モルタル壁はセメントと砂と水を混ぜ合わせて塗る為、経年劣化によってひび割れてしまうのは仕方ありません。
クラックは発生させないように、というよりは「いかに適切なメンテナンスを行うか」が非常に重要です。
今回はクラックの補修方法と、補修後はどのように仕上がるのかを見ていきましょう。
以前の住宅はモルタル壁と瓦屋根を使用し、和を感じさせるお住まいが多かったですね。
瓦自体は塗装もメンテナンスも不要な素材の為、漆喰補修や並びの調整程度で問題が無ければ、外壁塗装のメンテナンスに費用をかけることが出来ます。
築年数が経過するほどにメンテナンス費用は嵩みます。塗膜が劣化することで、木部は腐食し、モルタルのクラックからは雨水を吸い込み傷んでしまいます。
ヘアクラックと構造クラック
経年により発生するクラックは2種類あり、そのどちらかに当てはまるかによって、補修方法も変わります。
髪の毛のように薄く細いひび割れは「ヘアクラック」と呼ばれます。これはどのお住まいでも必ず発生します。水が浸入できないほど細く浅い為、住宅構造には影響ありません。
塗料で埋められますので、特別な補修工事は必要ないでしょう。
しかし、このヘアクラックを放置すると、次第にひび割れは拡大していき「構造クラック」になります。
これは0.3㎜以上、深さが5㎜以上程度のヒビと言われますが、遠くから見てもヒビが確認できる状態を表します。
構造クラックまで発展してしまうと、緊急性が上がり補修方法も全く異なります。
構造クラックの補修方法はいくつかありますが、ヒビの奥まで補修材を充填し、これ以上のクラック拡大を防いでいく必要があります。
その為、サンダー等でひび割れ部分を削り、補修材を充填しやすくしていきます。この作業をVカット・Uカットと呼ばれます。
この後にエポキシ樹脂を注入し、外壁の仕上がりに合わせてパターン付けを行います。
メンテナンス後のモルタル壁は?
矢印部分が補修後、塗装で仕上げた部分です。適切にメンテナンスを行う事で、全く目立たずに仕上げることが出来ました。
奥まで補修材を注入することで、ひび割れの再発防止にも効果があります。
モルタルの補修後はその部分だけ目立つのではないか?またすぐクラックが発生するのではないか?とご不安な方もご安心ください。
ひび割れを抑えるメンテナンスさえ行っていれば、お住まいを綺麗に維持することが出来ます。
モルタル壁の塗装・補修について気になる事がありましたら、お気軽にご相談ください。
街の外壁塗装やさんではお住まいの状況と、お客様のご希望に合わせて工事内容をご提案させて頂きます。
記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
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