外装リフォームの点検を承りました、習志野市のお客様邸です。
住宅全体に色褪せを感じるものの、破損も雨漏りもない為今回は塗装メンテナンスをご提案させて頂きました。
そこで、塗装箇所を説明するにあたり、付帯部「鼻隠し・破風板」ってどこ?とお客様の疑問がございましたので、どこを指しているのか、どのような役割があるのか、メンテナンス時のポイントをご紹介していきます。
住宅塗装とは?
住宅というのは、屋根や外壁が大きく取り上げられますが、たくさんの部材で形を形成しています。
基礎から挙げていくとキリが無いのですが、塗装工事にしても屋根外壁の2箇所のみを塗装するわけではありません。
雨樋や雨戸等の細かな部位を塗装してこそ、綺麗に仕上がるのです。
お見積りを作成する際には、雨樋の長さ、開口部(雨戸)の数量、幕板等の住宅ごとに異なる部材、必要な補修箇所等を確認させていただきます。
同じ施工面積だろうと、住宅によってメンテナンス費用が多少前後致しますので、あらかじめご了承ください。
破風板と鼻隠し
では付帯部塗装に分類される鼻隠し・破風板とはどこを指しているのでしょうか?
屋根の先端部分には横板状の部材が取り付けられています。この雨樋のついていない部分を【破風板】、雨樋が取り付けられている部分を【鼻隠し】と呼びます。
鼻隠しは雨樋を取り付ける場所として、下地の役割も担っています。
更に破風板と鼻隠しは、屋根下地の垂木を隠してデザイン性の向上、雨水の吹き込みを防ぎ内部腐食の回避、屋根材の耐風性を高める為に取り付けられています。
普段の生活で気にされたことはないかもしれませんが、この部分が腐食することによって住宅全体に経年劣化を感じさせ、雨樋の固定が甘くなるなど、不具合が生じます。
鼻隠し・破風板は住宅によって木製・モルタル・ガルバリウム鋼板・窯業系等、素材が違います。
木製は最も安価ですが、塗膜の劣化で傷んでしまいます。対して、ガルバリウム鋼板は費用は高いのですが、30年近くメンテナンスフリーとも言われています。
近年は、木製の上から板金カバーで覆う補修工事もございます。全部を新しい物に取り替えるという事は、住宅構造の問題から非常に難しいので、手軽なカバーもご検討してみてください。
素材によって補修方法も変わります。木材は雨水の吸い込み防止、鋼板は錆止め、モルタルはクラック補修、窯業系は固定釘の跡です。
住宅の顔にもなり得る部位ですので、綺麗に仕上がるように適切な補修を行いましょう。
塗装と同時に雨樋交換
鼻隠しは塗装時に雨樋がある為、塗装を仕上げにくい場所です。この機会に、劣化した雨樋を取り替えることで、塗装も綺麗!雨樋も綺麗!と一石二鳥です。
少しの塗装を行う場合にも、屋根先端ですので、足場の仮設が必要になります。
必ず可能な機会にまとめて補修し、住宅の劣化・美観性を損ねることのないように、定期的に塗り替えて塗膜保護をしていきましょう。
記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。