千葉市緑区にお住まいのお客様から、ルーフバルコニーの床がフカフカしているとご相談を頂きました。
以前、雨漏りを起こした際には別の場所が原因だったようですが、もしかしたら防水層も劣化し、雨漏りの原因の一つになっていたのかもしれません。
そこで今回は、既存の防水層を撤去し、下地の確認と補修を行ってから、防水層を施工し直していきたいと思います。
防水層の撤去
見たところ何の問題もないように見えるルーフバルコニーですが、歩行してみるとフカフカするような感覚があるようです。
それ以外にも、立っていると気持ちが悪くなる、傾いている印象を受ける場合は、明らかに問題が起こっていると判断できます。
このような場合は、防水層のメンテナンスや簡単な補修では改善させることが出来ないため、下地から再施工を行う必要があります。
バルコニー防水の再施工
防水層の下地に驚く方もいらっしゃると思いますが、実は木材です。木材を腐食しないように保護を行っているのが、防水層です。
下地は木材を2枚重ねに貼りあわせていきます。そうすることで、建物の動きに対応し、ひび割れや亀裂を起こさせないようにしていきます。
FRP防水とは?
合板を継ぎ目のないように突き合わせた後は継ぎ目を埋め、プライマーを塗布、今回はFRP防水での施工を行います。
FRPは、耐水性・耐薬品性に優れた【不飽和ポリエステル樹脂】と補強性に優れた【ガラス繊維】を組み合わせることで、軽量且つ強靭な素材を形成し、浴槽などの水回りの設備に取り入れられています。
富士山頂に設置されたレーザードームにも採用されていたようですが、過酷な環境にも関わらず36年も使用できたことで、FRP防水の耐久力を表しています。
FRP防水の工程は、プライマー後にポリエステル樹脂を塗布、そこにガラスマットを敷き詰め、更にポリエステル樹脂を塗り重ねていきます。
塗布後に樹脂内部に溜まった空気を抜くために、脱泡ローラーを転がし平滑に仕上げていきます。
FRPは太陽光により劣化しやすくなりますので、表面保護にトップコートを行います。
硬化が早い為、施工面積によっては1日で施工が完了することもあるのが、FRP防水の特徴です。
現在は、多くの一般住宅にも採用されているFRP防水、耐久性はおよそ10~15年です。
定期的にトップコートを施工することは怠らずに、メンテナンスを行いましょう。
今回は、FRP防水を施工できる形状でしたが、複雑な形状の防水面の場合は、ウレタン塗膜防水をご提案させて頂きます。
防水の補修が必要なのかを判断するのは、なかなか難しいと思いますので、築年数や状態を見てお困りの方は、お気軽に街の外壁塗装やさんへご相談ください。
記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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