前回に引き続き、船橋市の外装リフォームを検討中のお住まいです。
今回は玄関までのアプローチで重要かつ、住宅見栄えも大きく左右する塀の塗装に関する注意点をご紹介したいと思います。
外壁塗装と同時に塗装される方が多いかと思いますので、ぜひ参考にしてください。
塀と擁壁の違いは?
お住まいの敷地をしっかりと区分けする為や、見栄えを良くするために塀や擁壁があるお住まいは多いかと思います。
別荘地等、中には外観を損ねないように塀の設置が許されない地域も存在しますが、塀があることによって「ここからは〇〇さんの敷地」といったようにしっかりと区分けされ、プライバシーの保護にも役立ちます。
その際に塀か擁壁と呼びますが、厳密にいうと壁は壁でも建築基準法の中では意味合いが異なります。
簡単に説明すると、塀は建物に付属する建築物です。その為、建物がなくなってしまえば付属ではなくなりますので、建築物ではなくなってしまいます。
対して擁壁は、土留めの役割です。土砂崩れが起きないように安全上設置する物で、住宅がなくても高さが2mを超える場合は建築基準法の規制を受けます。
今回のように、土留めの役割ではなく、階段を設けた壁は塀と呼ばれます。
補修方法は塀か擁壁かで異なるわけではなく、コンクリートなのか、ブロック積みなのか等、仕上げ方によって異なります。
多くがブロック塀ですが、横や縦方向に決まった間隔でうっすらと線が入るような場合は確実です。
こちらのお住まいは、外壁と同様にリシン吹き付けを行っていますが、大きな亀裂が一本入ってしまっていました。
ただでさえ塀は地面から湿気を取り込みやすいのですが、亀裂やひび割れによって更に水分を含みやすい状況になってしまいます。
すると、仮に塗装を綺麗に行っても、内部に含まれた水分が蒸発する際に、塗膜が膨れを起こす恐れがあります。
またそういった塗装に関するご相談を頂くことがあります。
塀の塗膜振れを防ぐには?
どうしても塀の構造上、塗膜の膨れを起こすリスクを抱えるのは仕方がないともいえます。
しかし、だからといって対策が出来ないということではありません。
クラックが入っている塀だからと、弾性力の高い塗料を使用すると、透湿性が悪く、塗膜の膨れが起こる可能性が高くなります。
そこでクラック部分は補修した上で、透湿性の高い塗料を使用すると、幾分かは塗膜の膨れを抑えることが出来ます。
塀は手の届きやすい場所の為、ご自身で塗装を検討する方もいらっしゃると思いますが、塗膜の膨れが起きる可能性があると分かったうえで、適切なメンテナンスを行いましょう。
記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
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