千葉市花見川区の築30年住宅で、ベランダ防水からの雨漏り補修依頼を承りました。
ベランダを良く見ると、屋根や外壁の様に塗料が塗られていることがわかりますよね?
では塗装工事で同時に補修できるのか?同時に補修することは可能ですが、塗装工事ではありません。
実は、防水工事は屋根外壁塗装工事に使用する材料とも、注意点も異なるため全くの別物になります。
今回は防水の特徴と雨漏りを起こした場合の補修方法を見ていきましょう。
防水工事とは?
防水工事は、建物の雨や水にさらされる場所に、水が染み込まないように防水処理を施すことです。
屋根や外壁に塗装を行う目的も同じですので、防水工事ともいえます。
バルコニーやベランダに行う防水は、確実に室内へ雨漏りを起こさないように【防水層】を形成する工事です。
塗膜で保護をするという点では同じですが、塗膜の厚さも施工方法も全く違います。
つまり、ベランダ等からの雨漏りは、防水層が傷んでしまっている為、塗装で補修ではなく、防水層を作る必要があるのです。
一般住宅に多く使用されているウレタン防水・FRP防水
では一般住宅で多く採用されている防水層、ウレタン防水とFRP防水について紹介します。
まずウレタン防水は、液状のウレタン樹脂を塗り重ねて防水層を形成します。液体のため、複雑な形状にも柔軟に対応することが出来ます。
FRP(繊維強化プラスチック)防水とは、防水層に高耐久のガラスマットを敷きこむ工法です。非常に高耐久な防水層で、近年の新築物件の多くは、FRPの可能性が高いかと思います。
どちらも継ぎ目の無い綺麗な防水層ですが、見分け方としては、指で押したときに多少の弾力を感じればウレタン、硬い場合はFRP、また防水層の表面が繊維状の場合はFRP防水です。
防水層の寿命はおよそ10~13年です。表面はトップコートで保護をしている為、実際にはもっと長持ちするのかも知れませんが、雨漏りを起こす前にメンテナンスは行いましょう。
経年劣化の判断方法は、トップコートの劣化・防水層の露出・ひび割れや亀裂・植物の繁殖等…たくさんあるのですが、自己判断は難しいです。
築年数の経過と、表面に剥がれや削れが見られた場合には一度ご相談ください。
雨漏りを起こしている場合は下地の確認も必要です。
雨漏りを起こしてしまった場合、防水下地も傷んでいるかもしれません。
雨水が入り込んで腐食している場合、水が流れずプールのように溜まる場合は下地から見直さない限り、状態が改善することはありません。
下地が木材ということに驚かされるかもしれませんが、防水層は10年以上に渡って、木材が腐らないように守ることが出来ます。
次回はウレタン防水での補修方法についてご紹介したいと思います。
記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。