ケラバ板金の役割は?
ケラバ板金は、屋根の防水や雨漏り防止に重要な役割を果たす建築材料です。ケラバとは、屋根の棟(最も高い部分)から谷(最も低い部分)までを結ぶ線を指し、その部分に設けられる板金がケラバ板金です。これは、雨水が屋根を伝って流れ落ちる際に、屋根の下側へと侵入するのを防ぐためのものです。
ケラバ板金は、屋根材の種類や形状、建物の構造により異なる形状やサイズで設置されます。また、板金自体は銅やステンレス鋼、亜鉛メッキ鋼板など様々な材質が使用され、近年ではガルバリウム鋼板という金属素材が採用されているお住まいが多いです。
ケラバ板金への塗装メンテナンスの重要性
ケラバ板金は屋根全体の耐久性と防水性を高め、建物を長期間保護するために重要です。そのため、ケラバ板金の耐久性を高めるために定期的な塗装メンテナンスをして性能が低下してしまわないよう維持してあげましょう。
塗装をせずに放置をしてしまうと錆が発生し、金属材に穴を開ける自体にもなりかねません。塗装の際は下塗りとして錆止め塗装を行い、錆の発生を抑制してあげましょう。
塗装をせずに放置をしてしまうと錆が発生し、金属材に穴を開ける自体にもなりかねません。塗装の際は下塗りとして錆止め塗装を行い、錆の発生を抑制してあげましょう。
ケラバ板金への塗装工事の流れをご紹介(千葉県館山市)
続いて、ケラバ板金への塗装工事の様子をご紹介します。ご紹介させていただくのは、千葉県館山市にて屋根塗装工事をご依頼いただいた際の施工事例です。
スレート屋根を設置してから年数が経ち、苔や藻が繁殖しているなど塗料の性能が低下していたため、塗装メンテナンスを実施させていただくことになりました。
その際、ケラバ板金の塗装もおこないましたのでケラバ板金塗装の様子を詳しく解説していきます。
スレート屋根を設置してから年数が経ち、苔や藻が繁殖しているなど塗料の性能が低下していたため、塗装メンテナンスを実施させていただくことになりました。
その際、ケラバ板金の塗装もおこないましたのでケラバ板金塗装の様子を詳しく解説していきます。
ケレン作業~錆止め塗装(下塗り)
高圧洗浄後、まずはケラバ板金にケレン作業をしました。ケレンとはヤスリなどを使用して金属材の錆や古い塗膜を落とし、さらに表面をあえて傷つけることで塗料の密着性を高める作業です。次に、錆び防止のためケラバ板金に1液ハイポンファインデクロを塗布しました。これはエポキシ樹脂が塗装面に密接に結合し、空気の侵入が遮断され錆を防ぐものです。これにより、ケラバ板金が今後錆びにくい状態になります。
仕上げ塗装(1回目)
スレート屋根に対してはベスコロフィラーという塗料で下塗りをし傷んだスレートを修復しつつ塗料の密着性を高めました。最後に、ケラバ板金とスレート屋根へ仕上げ塗装をしていきます。塗料には1液ワイドシリコン遮熱αという遮熱塗料を使用しました。これには高反射性顔料とセラミックバルーンが含まれており、強力な遮熱効果を提供します。
塗装作業に入る際、まずは狭い部分や端から始めることで、塗り漏れを防ぎます。ケラバ板金へハケを使用して丁寧に塗り進めていきます。
仕上げ塗装(2回目)
続いてスレート部分の塗装を行い、最終段階としてケラバ板金と棟板金からスレートへと順に重ね塗りをしていきました。
以上の工程でスレート屋根とケラバ板金への塗装工事は完了です。錆止め塗料を使用したことでケラバ板金が錆びにくくなり、今後より長くお使いいただけるようになります。屋根が綺麗になり、さらに遮熱塗料によって夏場も涼しくなるので、「来年の夏が楽しみ」と、お客様にも大変ご満足いただけました。
私たち街の外壁塗装やさんでは無料で現地調査とお見積りを承っておりますので、ケラバ板金のことなどお住まいのことでお悩みごとがございましたらお気軽にご相談ください!
記事内に記載されている金額は2023年06月02日時点での費用となります。
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