かつては、外壁材の主流だったモルタルも、近年はサイディング外壁の人気から数が少なくなりました。しかし、数が少なくなったとはいえ、耐久性の高さ、デザイン性の高さ等、サイディングに劣らぬ魅力が詰まった外壁材です。今回は、そんなモルタル外壁の魅力や、モルタル外壁のお住まいの方へ向けたメンテナンス方法等をご紹介していきます。
モルタル外壁とは?
モルタルは、セメントと砂を1:3程の割合で混ぜ、水を加えて練りこんだ外壁材です。日本で普及し始めたのは明治時代の頃、洋風住宅が取り入れられるようになってからです。それまでの日本の住宅は木造住宅で、一度火災が起こるとあっという間に燃え広がり、大きな被害を生んでいました。そこで、耐火性の高いモルタルが一気に注目を集め、普及の追い風となったそうです。
モルタル外壁の特徴
モルタル外壁の特徴は、その独特な仕上がりにあります。手作業で塗り上げていくモルタル外壁は、継ぎ目のない綺麗な仕上がりとなります。スタッコやリシン等、仕上げ方法も豊富で模様を自由に描くことがで切るので、まさしく一点物の外壁に仕上がるでしょう。継ぎ目なく仕上がるため雨漏りを起こしにくく、材質がセメントであることから優れた耐火性も持ち合わせています。
メリット・デメリット
ここからは、モルタル外壁のメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
・耐火性が高い
・雨漏りしにくい
・デザイン性が高い
1つ目、2つ目のメリットは、住まいを守る外壁材としてはとても重要です。また、デザイン性の高さは、お住まいの個性を演出されたい方や独特の風合いを好まれる方から支持されています。
・雨漏りしにくい
・デザイン性が高い
1つ目、2つ目のメリットは、住まいを守る外壁材としてはとても重要です。また、デザイン性の高さは、お住まいの個性を演出されたい方や独特の風合いを好まれる方から支持されています。
デメリット
・表面がひび割れやすい
・仕上がりが職人の腕に左右される
・表面の凹凸に汚れが付きやすい
モルタルは、材質上、ひび割れを起こしやすいといった特徴があります。また、手作業で塗り上げる施工方法であるため、作業する職人の腕や経験によって仕上がりに大きな差が出ます。
さらに、凹凸のある仕上がりになることが多く、汚れが付きやすいため、お掃除が欠かせません。
ただし、これらのデメリットは、塗料でカバーすることができます。近年は技術の進歩によって防汚性が高い塗料が揃っていますし、追従性の高い弾性塗料を使用すれば、表面をひび割れにくくすることもできます。
・仕上がりが職人の腕に左右される
・表面の凹凸に汚れが付きやすい
モルタルは、材質上、ひび割れを起こしやすいといった特徴があります。また、手作業で塗り上げる施工方法であるため、作業する職人の腕や経験によって仕上がりに大きな差が出ます。
さらに、凹凸のある仕上がりになることが多く、汚れが付きやすいため、お掃除が欠かせません。
ただし、これらのデメリットは、塗料でカバーすることができます。近年は技術の進歩によって防汚性が高い塗料が揃っていますし、追従性の高い弾性塗料を使用すれば、表面をひび割れにくくすることもできます。
モルタル外壁のメンテナンス
モルタル外壁のメンテナンスは主に、外壁塗装とクラックの補修です。
外壁塗装
材料がセメントであるモルタルは、表面の塗膜が剥がれてしまうと雨水を吸いこむようになってしまいます。雨水を吸いこんだモルタルは、ひび割れやすさが加速し、雨漏りの危険が高まります。塗装の際は、追従性の高い「弾性塗料」での塗装がおススメです。
クラック補修
細かなヘアークラックであれば外壁塗装するだけで補修できてしまいますが、一定以上の大きさのクラックがあれば別途、補修が必要です。基本的にはシーリング等での補修となりますが、クラックの深部まで補修材を充填する必要があるため、クラックが深い場合には、周囲のモルタルをV字やU字にカットしてから補修してあげる必要があります。
モルタル外壁の外壁塗装事例
最後に、モルタル外壁の外壁塗装事例をご紹介します。千葉県山武市のお住まいにお伺いし、汚れの目立つ外壁の塗装メンテナンスを行いました。
点検の様子
経年劣化により、外壁に汚れが蓄積していました。こびりついた汚れは洗浄しても落としきれなくなるため、今回は塗装メンテナンスをご提案しました。
下地処理、下塗り
まずは下地処理として、いくつか確認できたクラックを補修していきます。その後、下塗りとしてプライマーの塗布を行います。
下塗り後、乾燥を待ってから中塗り・上塗りと仕上げ用塗料で重ね塗りを行えば、塗装完了です。
塗装後の様子
塗装完了後の様子です。汚れがこびりついていた外壁が新築同様に綺麗になりました。
記事内に記載されている金額は2023年05月28日時点での費用となります。
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