屋根の専門業者に診断をしてもらった結果、屋根材に「パミールが使用されているから塗装はできない」と言われてしまった……そんなお問い合わせを時々いただくことがあります。塗装を考えていたところでそんなことを言われてしまったら驚きますよね。また、どうして塗装によるメンテナンスが叶わないのか、事前に知っておくとリフォームが進めやすくなります。そのため、この記事ではパミールが使用されている屋根へのメンテナンスについてご紹介いたします。
パミール
パミールはアスベストによる健康問題が話題になった時期に販売され始めたノンアスベスト屋根材です。2008年頃まで販売が行われていました。それまではアスベストによってスレートの耐久性を向上させていましたが、健康面への影響を考慮した結果アスベストの使用を控えた屋根材の開発が進められ、その初期に登場したのがパミールです。スレートは通常であれば定期的に屋根塗装を行い、防水性や耐候性を高いまま維持していくことが主なメンテナンスになります。ただ、アスベストを除いても高い耐久性が維持できる技術がないまま造られてしまったパミールは、塗装の有無に関わらず、必ず10年程でボロボロに崩れてしまうことが確認されています。
木更津市清川でパミール屋根を調査
実際にパミールが使用されていた屋根を調査しました。パミールには特徴的な症状が現れるため、簡単に判別することができます。写真を見てみると分かりますが、パミールは表面からミルフィーユのように何層にも分かれたような剥離の仕方(層間剝離)をします。それが屋根の全面で発生しているため、ずっと放置をしてしまうと浸入しやすくなった雨水が屋根下地を傷め、結果的に雨漏りがしやすい環境になってしまうのです。
屋根塗装ではなく屋根カバーか葺き替え工事で解決!
パミールは上記にも説明したように、塗装によるお手入れが無駄になってしまう屋根材です。そのため点検する業者も屋根リフォームをオススメします。例えば屋根カバーですと、軽量な金属屋根材を上にかぶせるような工事。屋根葺き替えは既存の屋根材を撤去してから新しい屋根材を葺くような工事です。屋根葺き替えでは元の屋根材の処分費が掛かる為、コストはカバー工法よりも高めとなります。ただし、アスベストが含有されていた従来のスレート処分するよりも、ノンアスベストのパミールの方が処分費が低いという利点がありますので、せっかくだからと葺き替え工事をご依頼されるお客様も多いです。
私たち街の外壁塗装やさんでは、外壁のお手入れだけではなく屋根の状態にも最適なご提案をすることができます!屋根葺き替えは30坪ほどの戸建てで150~200万が費用の目安となっておりますので、まずはお見積もりの作成まで無料のお住い点検をぜひお申込みください!
記事内に記載されている金額は2023年05月29日時点での費用となります。
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