・美観の向上
・雨樋の下地
雨樋を取り付けるための下地としての役割があります。鼻隠しがない場合には、化粧垂木に支持金具を取り付けて雨樋を設置しますが、近年のお住まいはほとんど鼻隠しが設置されています。
・雨風から屋根を守る
屋根が苦手とする横方向からの雨風に対し、屋根内部に雨水が吹き込まないよう保護する役割があります。破風板も同様の役割を持っています。
鼻隠しの劣化を放置してしまうと、住まいの外観を損ねるばかりか、屋根や外壁などの隣接する部位の劣化を加速させてしまいます。時には、劣化した鼻隠し部分から雨水が侵入し、雨漏りの原因となることもありますので、鼻隠しの劣化は放置せず、適切に補修することが求められます。
・塗装による補修
既存塗装の剥がれ等、鼻隠し本体の劣化が無ければ塗装によるメンテナンスが可能です。ケレンで下地を調整した後に新しい塗料を塗り、外観と耐水性を復活させます。
・板金巻きによる補修
鼻隠し本体に劣化が見られる場合には、鼻隠しを覆うように板金を取り付け、補強する補修方法です。補修の際、雨樋を取り外す必要があるため、雨樋も新しいものに交換してしまうとお得です。
ただし、鼻隠し本体の劣化が激しく、耐久性が損なわれている場合には、板金巻きによる補修はできません。
・交換工事（部分交換、全体交換）
鼻隠しのが深刻な損傷を受けている場合、交換工事が必要になります。損傷が限定的である場合は、部分的な交換が効果的ですが、鼻隠し全体が劣化や損傷で大きな問題を抱えている場合には、鼻隠し全体を交換する必要があります。
①塗装の剥がれ
塗装の剥がれは、経年劣化の初期症状です。上述した通り、既存の塗装をケレンで剥がし、新しい塗料で塗装することで、外観と機能を回復することができます。
②塗装が剥がれ、鼻隠し本体にも軽微な劣化
劣化症状が進行し、鼻隠し本体にもダメージが出始めた状態です。表面に軽い劣化症状がみられる程度ですので、板金巻き工事で補修可能になります。板金を巻いて保護することで、木材の劣化がこれ以上進行しないようにします。
③鼻隠し本体に深刻な劣化や腐食が発生
さらに劣化が進み、鼻隠し本体に腐食や破損が発生した状態です。ここまで劣化が進行してしまうと、交換工事が必要になります。被害範囲に応じて、部分交換か全体交換化を判断します。
劣化が軽微なうちにメンテナンスすることができれば、住まいへのダメージも減らせますし、補修にかかる費用も抑えることができますので、総合的な住まいのメンテナンスコストを減らすことにつながります。長く安心してお住まいに暮らせるよう、定期的なメンテナンスを欠かさないよう心がけると良いでしょう。
街の屋根やさんでは、鼻隠しや破風板などの付帯部も含めた総合的な点検を無料で承っております。住まいの状態に合わせた最適なメンテナンスをご提案することもできますので、どうぞお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2023年05月30日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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