ガルバリウム鋼板とは?
ガルバリウム鋼板(ガルバリウムこうはん)は、鋼板の表面に亜鉛合金のコーティングを施した建築材料です。1972年にアメリカのベスレヘム・スチール社によって開発されました。一般的には、鉄鋼メーカーや建築業者によって生産され、屋根材や外壁材として使用されます。
ガルバリウム鋼板は、鉄鋼の表面に亜鉛とアルミニウムの合金である「ガルバリウム」をめっきすることで作られます。このコーティングによって、鋼板は耐食性が向上し、長期間にわたって錆びにくくなります。また、ガルバリウムのアルミニウム成分は、亜鉛よりも活性が高く、切り口や傷の部分でも保護効果を発揮します!(^^♪
ガルバリウム鋼板は耐久性が高く、風や雨、日光などの自然環境に対して優れた耐候性を持っています。また、耐火性や耐蝕性も備えており、建築物の外装として広く利用されています。ガルバリウム鋼板の耐用年数は30年から40年とされており、これは従来の外壁材よりも長い寿命を意味します。
さらに、鋼板の軽量性や施工のしやすさも特徴であり、建築現場での取り扱いも比較的容易です。
ガルバリウム鋼板は、建物の屋根や外壁だけでなく、一般の建築や工業施設、農業施設などのさまざまな用途に使用されています。そのため、建築業界や建材市場で一般的な材料となっているんですね(^^)/
さらに、鋼板の軽量性や施工のしやすさも特徴であり、建築現場での取り扱いも比較的容易です。
ガルバリウム鋼板は、建物の屋根や外壁だけでなく、一般の建築や工業施設、農業施設などのさまざまな用途に使用されています。そのため、建築業界や建材市場で一般的な材料となっているんですね(^^)/
ガルバリウム鋼板がおすすめできる/できない状況
ガルバリウム鋼板外壁は、耐久性やデザイン性が高いことから多くの場合においておすすめできます。特に新築住宅や長期間住む予定のある住宅、耐震性や耐水性を高めたい場合には最適です。
一方、初期のコストを抑えたい場合や、物理的な衝撃や傷に対して頻繁にさらされる環境にある住宅には不向きかもしれません。また、メンテナンスの手間を極力減らしたい場合や、雨音に敏感な場合にも他の外壁材の選択を検討すべきです。
使用する環境や条件、要望に応じて適切な外壁材を選択することが重要です。
使用する環境や条件、要望に応じて適切な外壁材を選択することが重要です。
ガルバリウム鋼板外壁を選ぶ際の判断基準
ガルバリウム鋼板外壁を選択する際には、いくつかの重要な基準が考慮されるべきです。・メンテナンスのしやすさ
外壁材としての耐久性とメンテナンスの容易さが重要です。耐用年数が30年から40年と長く、サビにくい性質のため、長期間にわたって安定した性能を保つことができます。
・コスト
次に、コストの観点も重要です。ガルバリウム鋼板は品質や追加機能によっては価格が上昇する可能性があるため、予算とのバランスを考える必要があります。
・地域の環境
また、環境への適応性も考慮すべきで、特に耐震性や防水性、断熱性などの特性は、地域の気候や建物の特性に合わせて選定する必要があります。
色やデザインの重要性
ガルバリウム鋼板を選ぶ際には、色やデザインの選択も重要な判断基準の一つです。
この鋼板は、モダンで洗練された外観を提供し、さまざまな建築スタイルに適応します。市場には豊富なカラーバリエーションがあり、黒、グレー、ネイビーなどのメタリックな色合いが人気です。
色の選択は、建物の外観だけでなく、周囲の環境や景観にも影響を与えるため、慎重に選ぶ必要があります。
色の選択は、建物の外観だけでなく、周囲の環境や景観にも影響を与えるため、慎重に選ぶ必要があります。
また、表面の仕上げや質感も重要で、艶のあるものからマットな質感のものまで多様です。
こうした要素は建物の印象を大きく左右するため、デザインやカラーを選ぶ際には、建築家や専門家と相談しながら、全体の調和を考慮して選定することが望ましいです。
こうした要素は建物の印象を大きく左右するため、デザインやカラーを選ぶ際には、建築家や専門家と相談しながら、全体の調和を考慮して選定することが望ましいです。
金属サイディングの特徴
金属サイディング(きんぞくサイディング)は、建物の外壁を覆うために使用される金属製の外装材です。ガルバリウム鋼板の他、ステンレス鋼、亜鉛メッキ鋼(トタン)などの金属素材が使用されます。金属サイディングの主な特徴は以下の通りです。
・耐久性の高さ
材質が金属であるため、耐久性が高い特徴があります。しかし、金属であるがゆえ錆が起こる可能性があり、錆が広がってしまうと腐食などが起こり、耐久性を損なってしまいます。
・耐震性の高さ
ガルバリウム鋼板を用いた金属サイディングはとても軽く、建物への負担を軽減することができます。耐震性を向上させる方法としては「屋根の軽量化」が有名ですが、外壁の軽量化も耐震性の向上に効果があり、徐々に広まっています。
・メンテナンスの容易さ
金属サイディングは、汚れや埃が付着しにくく、比較的簡単にお手入れができます。基本的には水洗いだけで汚れを落とすことができるでしょう。ただし、高圧洗浄機を用いると、表面の塗装やめっきを傷つけてしまい、錆が発生しやすくなってしまう可能性がありますので、高圧洗浄機は使わず、柔らかいスポンジなどで優しくこすって汚れを落としましょう。
・美観性
金属の質感や光沢が建物に独特の魅力を与えます。少し前まではシンプルなデザインの製品しかありませんでしたが、近年の技術進歩によって様々なデザインの製品が増え、選択肢に幅が広がりました。
金属サイディングのメンテナンス
金属サイディングのメンテナンスは比較的簡単ですが、適切な手順と注意点を守ることが重要です。以下に一般的な金属サイディングのメンテナンス方法をご紹介します。・定期的な清掃
外部の汚れや塵、ほこりを取り除くために、定期的な清掃を行いましょう。軟毛ブラシやスポンジ、クロスなどを使って、サイディングの表面をやさしく拭いてください。水と中性洗剤を混ぜた溶液を使って汚れを落とすこともできます。ただし、強酸性やアルカリ性の洗剤は避けてください。
・塗装のチェック
金属サイディングが塗装仕上げの場合、塗装の状態を定期的にチェックしましょう。剥がれやひび割れ、劣化が見られる場合は、早めに修復や再塗装を行う必要があります。塗装はサイディングの保護に重要な役割を果たすため、状態を確認し、必要に応じて専門業者に相談してください。
・金属の腐食チェック
金属サイディングの表面に腐食や錆が見られる場合は、適切な処理を行う必要があります。サビを取り除くために、中性洗剤や錆落とし剤を使用し、柔らかいブラシやスポンジで軽くこすります。その後、水でしっかりと洗い流し、表面を乾かします。腐食や錆が進行している場合は、専門業者に相談して修理や交換を検討してください。
・シーリングの確認
金属サイディングの接合部や突き合わせ部分にはシーリング材が使用されています。定期的にシーリングの状態を確認し、ひび割れや劣化がないかをチェックしましょう。必要に応じてシーリングの修復を行ってください。
メンテナンス事例
ガルバリウム鋼板製外壁のメンテナンス事例
千葉県茂原市にて、ガルバリウム鋼板製外壁(金属サイディング)の塗装メンテナンスを行いました。外壁に塗膜の劣化症状であるチョーキング現象が発生していたため、塗装メンテナンスのご相談をいただきました。調査を行ったところ、塗膜の劣化以外には傷や劣化もなく、お住まいを大切にされていることが伝わってきました。
洗浄、シーリング補修
まずは高圧洗浄機で外壁全体の汚れや埃を落していきます。汚れや埃が残ったまま塗装してしまうと、塗装がはがれやすくなる原因になりますので、丁寧に洗浄することが大切です。続いて、サッシ部分のシーリングが劣化していたため、補修を行いました。
下塗り・中塗り
外壁塗装は、下塗り・中塗り・上塗りと3階重ね塗りを行うのが一般的です。特に下塗りは、中塗り・上塗りを行う際に使う仕上げ塗料を下地に密着させるための接着剤のような役割を持っているので、重要な工程です。
上塗り
最後の塗装となる上塗りを行い、乾燥させれば外壁塗装の完了です。チョーキングや色褪せが起こっていた外壁が鮮やかに生まれ変わりました。定期的に塗装メンテナンスを行うことで、耐久性の高いガルバリウム鋼板の寿命をさらに伸ばすことができますので、定期的な点検やメンテナンスは欠かさないようにしましょう。
金属サイディングの塗装事例
金属サイディングの塗装を行ったK様です。素敵なお写真をありがとうございました(#^.^#)
もともと屋根の不具合でのお問い合わせだったのですが、せっかく足場を掛けるなら一緒に外壁塗装を行ってしまいたい!ということでしたので外壁の様子を見ていきます。
元々モルタル吹き付けの仕上げだった外壁には、カバー工事で金属サイディングが張られていました。サイディング表面に汚れが付き始めておりチョーキングも見られましたので、塗装でのメンテナンスに丁度いい時期と言えます。
まずは高圧洗浄を行い、サイディング表面の汚れや劣化した塗膜を落としていきます!汚れや古い塗膜が残っていると、仕上げの塗膜が浮いたり膨れたりする原因となってしまいます。そのようなことが起こらないよう、しっかりと洗浄していきます。
こちらは塗装前に作成したカラーシミュレーションです。撮影した外観写真をもとに、仕上がりのイメージを作ります。
事前にお好みの色や仕上がりのイメージをお伝えいただくことで何パターンかシミュレーション画像を作ることができます。
こちらのイメージを参考にしつつ打ち合わせを行い、色を決めていきます(^^♪
今回使用するのは日本ペイントのパーフェクトトップ(写真左)です!汚れが付きにくく、耐久性の高い塗料となっております(^^)/
また、今回塗装を行うのは金属ですので、下塗りはファインプライマーⅡを使っていきます。
まずは下塗りを行います。下塗りを行うことで、塗装面の保護をすることができます!この下塗りがしっかりと行われているかどうかで仕上がりが左右されますので、非常に大事な工程です。
下塗りをしっかりと行ったら中塗り・上塗りで仕上げて塗装工事は完了となります!3回塗り重ねることによって、塗料の持つ耐久性が得られます。
無事に、カラーシミュレーションでのイメージに近い仕上がりとなりました!お客様にも「イメージ通りです」と大変お喜びいただくことが出来ました(^^♪街の外壁塗装やさんでは、お住まいの下地に合った塗料をご紹介いたします!ご契約後はカラーシミュレーションで仕上がりイメージの作成も行っておりますので、外壁塗装を行う際は是非お問合せください(*^_^*)
記事内に記載されている金額は2024年03月07日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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