日本の住宅で最も多いサイディング外壁。費用を抑えて施工でき、20年~30年程の耐用年数があります。費用の安さと豊富なデザインが支持され、爆発的に普及したサイディング外壁は、窯業系・樹脂系・金属・木質系など、使用される素材も多様です。日本国内でのシェアが80%にも上るサイディング外壁ですが、これだけメジャーな外壁材であるにも関わらず日々のメンテナンスの重要さがあまり浸透していません。サイディング外壁は、ボード上に加工された建材を貼り合わせて施工するため、ボードとボードの間に必ず継ぎ目が存在します。この継ぎ目部分から雨水が侵入し、雨漏りを起こさないようコーキング材と呼ばれる建材を充填して防水性を高めています。また、防水効果の他、地震などの揺れでサイディングボード同士が衝突しないようにする緩衝材としての働きも持っています。
今回は、サイディング外壁で必ず必要になるコーキングのメンテナンスや劣化症状についてご紹介します。
コーキングの劣化症状
コーキング材は外壁材などと比べて耐用年数が短い建材です。住まいの環境にも左右されますが、早ければ3年~5年程で劣化が始まり、メンテナンスが必要になります。外壁の目地(継ぎ目)部分に施されるシーリングの主な劣化症状を紹介しますので、同じような症状がみられる場合には、雨漏り等の被害が出る前に、なるべく早くメンテナンスを行いましょう。
ひび割れ
外壁コーキングにひび割れが生じることがあります。小さなひび割れから始まり、放置してしまうと時間の経過とともに大きく広がることもありますので、注意が必要です。
変色
経年劣化により、コーキング部分が黒ずんでくることがあります。コーキング材は、柔軟性をも多雪ために可塑剤と呼ばれる材料が含まれているのですが、この可塑剤が表面に浮き出してくる(ブリード現象と呼ばれます。)ことがあります。染み出た可塑剤はベタつきがあるため、空気中の埃などを吸着し、黒っぽく汚れてくるのです。可塑剤が染み出たコーキングは、柔軟性を失ってやせ細ってしまいます。
硬化・脆化
前述したブリード現象が進むと、コーキングが硬化し脆くなってしまい、ひび割れや剥離といった症状が出やすくなります。
剥離
さらに劣化が進むと、コーキングが目地から剥がれ落ちてしまいます。目地を保護するものが無くなってしまうので、雨が降れば建物内部に容易に水が浸透してしまいます。
コーキングのメンテナンス
前述した通り、コーキングは外壁材などに比べて耐用年数が短く、定期的なメンテナンスが必要になります。メンテナンスが必要になる予兆を見逃さないよう、こまめにチェックするようにしましょう。ここからは、コーキングに劣化症状が見られれた場合のメンテナンス方法を紹介します。
コーキング打ち替え
コーキング打ち替えは、最も一般的なメンテナンス方法です。既存の劣化したコーキングを綺麗に取り除き、新しいコーキング材を充填します。古いコーキングが残ったまま新しいコーキングを充填すると、古いコーキングごと剥がれ落ちてしまうこともありますので、丁寧に除去することが大切です。
コーキング増し打ち
基本的には打ち替えでのメンテナンスが理想的ですが、補修部位によっては既存のコーキングの撤去が難しいこともあります。代表的な部位は窓枠のサッシ部分などで、形状的に撤去できない場合もありますし、無理に撤去しようとしてサッシを傷めてしまうと、かえって雨漏りの原因を作ることもあります。そういった場合に用いられるのが、コーキング増し打ちです。既存のコーキングの上から新しいコーキングを充填します。
外壁コーキングのメンテナンスはプロにお任せください
近年、DIYが流行していることもあり、コーキングぐらいなら自分で施工してしまうといった方も少なくあります。しかしながら、不完全な施工になってしまった場合、逆に雨漏りなどの被害を助長してしまうこともあります。また、ホームセンターなどで一般販売されているコーキング材は、基本的に我々プロの業者が使用しているコーキング材に比べて耐用年数が短いものが多いため、劣化が早くことあるごとにメンテナンスする羽目になってしまいます。私たち「街の外壁塗装やさん」は豊富な経験と高度な施工技術を持っています。正確な施工手法や適切な作業手順を実践することで、効果的なコーキングの施工が可能となります。均一な厚みや滑らかな仕上がりを実現することで、外壁コーキングの性能を最大限に引き出すことができます。無料での点検も受け付けておりますので、まずはお気軽にお問合せください。
長寿命なコーキング材でお得にメンテナンスしましょう
先にも述べましたが、コーキング材は3~5年程の耐用年数であることが一般的です。これは、外壁に使われる建材の中で最も耐用年数が短く、頻繁にメンテナンスを行う必要があります。また、コーキングのメンテナンスは、多くの場合に足場の仮説が必要になり、コーキングのメンテナンスだけのために足場を仮設すると、場合によっては工事の費用よりも足場仮設の費用の方が高くついてしまうことも少なくありません。そこで、私たち「街の外壁塗装やさん」がお客様にお勧めしているのが、高耐久コーキング材「オートンイクシード」です。オートンイクシードは、他のコーキング材をは一線を画した耐久性を誇り、その耐用年数は10~15年程と言われています。この、10年~15年という耐用年数は、外壁に塗装される塗料の耐用年数と近しい耐用年数なのです。そのため、オートンイクシードを使用すれば、外壁塗装とコーキング補修を同じメンテナンスサイクルで維持することができ、足場代を節約できるのです。オートンイクシード自体は、高性能である分、一般的なコーキング材よりも高価になりますが、将来的なメンテナンスコストを考えると圧倒的にお得と言えます。
コーキングのメンテナンスを検討されている方、メンテナンスにお悩みの方は、ぜひ一度、オートンイクシードでのメンテナンスを検討されてみて下さい。
記事内に記載されている金額は2023年06月02日時点での費用となります。
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