アクリル塗料とは?
アクリル塗料とは、その名の通りアクリル樹脂を主成分とした塗料です。塗料のグレードによる分類(樹脂成分が何でできているかによる分類)では、一番低いグレードとなります。非常に安価ですが、耐用年数が5年~8年程度と短いため、昨今では外壁の塗替えに用いられることはほとんどなくなりました。その他の特徴としては、透湿性が高く湿気が籠りにくいという点があります。プロの現場で用いられることは少なくなりましたが、価格の安さもあり、DIYなどでは良く用いられます。
また、プロの現場でも全く使われなくなったわけではなく、住宅の新築時などに用いられることがあります。新築時は建物の動きが大きく、塗膜にひび割れができやすいため、塗替え前提で安価なアクリル塗料が採用されるのです。
アクリル塗料は外壁塗装に向いていない?
先に説明した通り、一般的なアクリル塗料は外壁塗装の現場ではあまり用いられなくなりました。しかし、アクリル塗料も進化し、外壁塗装に適した製品が登場しています。それが「ピュアアクリル塗料」と呼ばれる塗料です。一般的なアクリル塗料と同じく、主成分となる樹脂はアクリルです。本来アクリル樹脂は耐久性の高い素材ですが、一般的なアクリル塗料では可塑剤などの不純物が多く含まれ、耐久性が低くなっています。ピュアアクリル塗料は塗料に含まれるアクリルの純度を高めることで他の塗料に負けない耐久性を発揮できるようになりました。アクリル本来の高い耐久性に加え、弾性・透湿性を持ち、軽微なクラックであれば塗るだけで補修できてしまうため、モルタル外壁への塗装に適した塗料です。
ピュアアクリル塗料を用いた施工事例
ここからは、ピュアアクリル塗料「エラストコート」を使った外壁塗装の事例をご紹介します。
点検の様子
千葉市若葉区にあるモルタル外壁のお住まいです。最初は屋根塗装を検討されているとのことで、お問い合わせいただきましたが、現地にて外壁にも経年劣化が見られたため、屋根と外壁どちらも塗装工事をご用命いただきました。りんどう仕上げのモルタル外壁はクラックもなく良い状態でしたが、1階と2階を仕切る幕板にはチョーキングが見られました。
塗装の様子
塗装には、モルタル外壁に最適なブライトンの「エラストコート」を採用しました。高弾性、高耐久、高透湿性の塗料でひび割れやすいモルタル外壁と相性抜群の塗料です。
りんどう仕上げの素敵な模様・風合いを一切損なわないよう丁寧に塗装しました。エラストコートは軽微なヘアクラックであれば塗装するだけで補修できてしまう塗料ですので、ヘアークラックにお悩みの方は、えひエラストコートでの塗装をご検討ください。
記事内に記載されている金額は2023年06月07日時点での費用となります。
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