瓦屋根のメンテナンスとして欠かせないのが漆喰です(^▽^)/陶器瓦などは塗装のメンテナンスを必要とせず、長年使用できる非常に優れた屋根材です。
ただ、だからと言って瓦屋根が完全にメンテナンスフリーという訳でもないんです(>_<)
そこで今回は、補修が必要になる漆喰についてご紹介いたします!
漆喰とは
そもそも漆喰とはどの部位を指すのでしょうか?
瓦屋根は屋根材の形が独特で特徴的で、棟に何枚か積まれた棟瓦も荘厳な雰囲気を作り出していますよね!
その棟を維持し、同時に雨漏りを防いでいるのが側面に施工されている漆喰です。
漆喰は瓦同士の固定力を高め、同時に防水としての役割も果たしています(^▽^)/
漆喰の内側には棟の土台となる葺き土があり、もし漆喰が無い状態のまま放置されてしまうと、入り込んだ雨水によって土が流れ出てしまうのです(-_-;
土台が失われると棟がズレ、地震や台風時には崩壊してしまう危険性もあります。
また、漆喰によって防がれていた雨水が棟から浸入すると、下地の防水紙を傷めたり、そのまま天井へ到達し雨漏りを発生させることになります。
ですので、漆喰の経年劣化に気が付きましたら早めに補修工事を行いましょう!
棟取り直し工事
古くなった葺き土については丁寧に取り除き、周囲のお住いを汚さないよう注意します(^▽^)/今回は葺き土にも漆喰を使用しました。種類はシルガードとなります。
シルガードは耐水性も高く、葺き土や漆喰を新しくすることで棟全体を補強します。
瓦はこれまでのものを再度使用することができるため、スレートなど他の屋根材に比べても補修がしやすいというのが瓦屋根のメリットです。
私たち街の外壁塗装やさんでは、棟取り直し工事の参考価格として税込12,100円~/mより承っております。
漆喰の補修について知っておきたいこと!(費用・業者選び)
ここまでご紹介したように、漆喰は建築材として重要な役割を果たしますが、時と共に劣化してしまいます(-_-;
劣化した漆喰を適切に補修することは、瓦屋根の全体としての長寿命化に欠かせません。
そこでここからは、漆喰の補修費用や業者選定、DIYとプロの違いについても確認してみたいと思います(^▽^)/
漆喰補修の費用と業者選定
一般的に部分塗りは5〜10万円程となり、街の屋根やさんの参考費用として全面塗り替え(漆喰詰め直し)は8〜30万円、より専門的な棟部の葺き直し(棟の取り直し)は9〜60万円程度が相場です!
業者選びのポイント
屋根は工事をしてもらったとしても、自分で上って確認するのは難しいですよね
いい加減な工事がされないよう、補修業者を選ぶ際には信頼度を重視することが大切です。
HPなどを覗きに行くと、実際の施工事例やお客様からのアンケートを掲載している業者は多いですので、それを見て任せても大丈夫か判断してみることをおすすめします。
もちろん、相見積もりによる価格の比較や業者の対応を見て信頼できるか決めてみることも大切です!
また、訪問業者には注意し、漆喰補修の経験が豊富な業者を選ぶことが重要でしょう!DIYで補修はできる?
しかし、屋根の漆喰補修は専門的な知識と技術が要求され、安全性の面からも専門業者に依頼することが望ましいです。
特に漆喰部分は雨漏りの原因となりやすいため、間違った施工をしてしまうと結局雨漏りへと繋がり、より大型の工事が必要となることもあります。
確かにDIYはコストを抑えられますが、完成度や耐久性は専門業者に劣ることが一般的です。
安全性や品質を考えると、特に屋根などの重要な箇所の補修は信頼できるプロの業者に依頼することがオススメです!
◆漆喰の剥がれや瓦のズレを棟瓦取り直し工事で解消したお客様!
漆喰の劣化は普段お過ごしになられている中では気が付きにくく、気づけば雨漏りの原因となっていたようなケースも少なくありません。
ただ、今回ご紹介するお客様は「近くを通りかかった業者の人に瓦のズレを指摘された」事をきっかけに、街の屋根やさんへ屋根点検をご依頼くださいました!
こうしたきっかけを見逃さないことで、雨漏りの原因となるような不具合を事前に発見・対応することに繋げることができます(^▽^)/
早速調査にお伺いしてみると、一部の漆喰の剥がれて棟瓦の固定力や防水性が失われている状態でした(>_<)
状況を説明し、お客様より「しっかりとメンテナンスしたい」とのご要望を頂きましたので、漆喰詰め直しではなく棟取り直し工事にて対応させていただきました!
施工開始!
既存の棟を解体後、今回は棟金具と垂木を取り付け骨となるような部分を用意します(*^^*)
そこへ土台を形成するのですが、葺き土ではなく漆喰を使用いたしました。
使用したのは軽量シルガードで、土よりも重量が軽く、防水率も高いため雨漏りに強い棟へと生まれ変わることができます(^▽^)/
新しい7寸丸瓦を被せ、内部の垂木へSUSビスでしっかりと固定をします。
これまで漆喰と銅線だけで固定されていた棟瓦ですが、風にも強い耐性を得られる方法で仕上げさせていただきました(^▽^)/
棟取り直し工事を行ったことで漆喰の補修に加え、瓦のズレの解消や強風にも強くなり、お客様にもご満足頂けました!
記事内に記載されている金額は2024年03月14日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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