外壁の目地って何?
目地とは、外壁材と外壁材の接合部分など、部材と部材の継ぎ目のことを指します。通常、目地はシーリング材(コーキング材)と呼ばれる柔軟性のある素材で埋められ、建物の耐久性や防水性を保つ役割を果たします。
目地のある外壁、目地のない外壁
目地は、全ての外壁に存在するわけではありません。基本的に、外壁材の種類に応じて目地のある外壁とない外壁が分かれます。目地のある外壁は窯業系サイディング、金属サイディング、タイル、ALCなどの外壁で、目地のない外壁はモルタルや漆喰の外壁です。日本では、窯業系サイディングが80%近いシェアとなっていますので、ほとんどのお住まいに”目地”が存在すると考えて良いでしょう。
シーリングの重要性
外壁の目地に充填されるシーリングには以下の機能があり、住まいにとって重要な役割を果たしています。
防水機能
シーリングは目地の隙間から、雨水が建物内に侵入しないよう保護しています。
緩衝機能
住まいの外壁は、気温の変化による収縮や地震の揺れによって動きが発生します。シーリングは建物の動きによって外壁材と外壁材が衝突して破損しないよう、緩衝材としての役割も果たしています。
目地のシーリングの劣化
一般的なシーリング材は、建材の中でも耐用年数が短い部類に入ります。3~5年程で経年劣化を起こし、ひび割れや剥離といった症状が起こるようになります。ひび割れや剥離でできた隙間からは雨水が侵入してしまいますので、建物内部の腐食や雨漏りの原因となります。
目地のメンテナンス
前述したように、一般的なシーリング材は外壁材や外壁塗装に比べて耐用年数が短いため、こまめな点検とメンテナンスが必要になります。劣化を放置してしまえば、建物の耐久性を損なう可能性がありますので注意が必要です。目地のメンテナンスは、新しいシーリング材を充填する方法が一般的です。劣化したシーリングを綺麗に除去してから新しいシーリング材を充填するのです。部位によっては既存のシーリングの撤去が難しい場合もあるため、その場合には増し打ちと言って、既存のシーリングの上から新しいシーリング材の充填を行います。
足場代を節約しよう
日本の住宅は2階建て以上になる建物が多いため、目地のメンテナンスには足場の仮設が必要になるケースが多いです。足場の仮設は約20万円程の費用が掛かるのが一般的で、目地のメンテナンスのためだけに費用を払うのは少々もったいないです。何せ、目地のメンテナンス費用よりも足場仮設費用の方が金額が高くなることも珍しくないのです。目地のメンテナンスだけ行うのではなく、外壁塗装や屋根塗装などの他の工事も併せて行うと足場仮設費用を節約してお得に工事することができますので、目地のメンテナンス周期を屋根・外壁塗装の周期と合わせると良いでしょう。そのためには、耐用年数の長いシーリング材を選ぶ必要があります。
高耐久シーリング材「オートンイクシード」
オート化学工業が販売している「オートンイクシード」というシーリング材は、シーリング材の劣化の原因となる「可塑剤」を使用せず、独自開発のLSポリマーを配合しているため、圧倒的な高耐久を誇ります。その耐用年数は15~20年とも言われます。屋根や外壁の塗装に使用される塗料も10年~15年程の耐用年数であることが多く、オートンイクシードを使用すれば屋根や外壁の塗装とメンテナンス時期を合わせることができます。耐久性が高い分、一般的なシーリング材よりも価格が高くなりますが、先々の足場費用を考えれば断然お得です。
まとめ
目立ちにくい部位である外壁の目地は、ついついメンテナンスを怠ってしまいがちです。しかし、目地のメンテナンスは外壁塗装などと同様、住まいの安全を守るためには欠かせない作業です。メンテナンスが必要であるという認識を持つだけでも、今まで目に留まらなかった劣化症状に気付けるようになりますので、目地のシーリングは劣化しやすく、不具合の原因になるということだけ覚えておいてください。街の外壁塗装やさんでは、外壁や屋根の状態まで含めて住まい全体の無料点検を承っております。ご自身で見落としなく点検するのは中々難しいかと思いますので、どうぞお気軽に街の外壁塗装やさんまでお問い合わせください。
記事内に記載されている金額は2023年06月19日時点での費用となります。
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