日本で古くから使われてきた屋根材で、耐久性・伝統を思わせるなデザインが魅力なのが瓦屋根です。
今回は、瓦屋根の特徴やメリット・デメリットから、点検・メンテナンスのポイントと合わせて塗装が必要なモニエル瓦・セメント瓦の注意点をご紹介致します。
また、塗装の劣化が進行したセメント瓦の現地調査の様子も合わせてご紹介致しますので、是非ご覧ください!
今回は、瓦屋根の特徴やメリット・デメリットから、点検・メンテナンスのポイントと合わせて塗装が必要なモニエル瓦・セメント瓦の注意点をご紹介致します。
また、塗装の劣化が進行したセメント瓦の現地調査の様子も合わせてご紹介致しますので、是非ご覧ください!
瓦屋根の特徴
瓦屋根は、日本において古くから使用されており、美しさと伝統性のある形状、優れた耐久性・耐火性がを持ち、日本文化に根付いた美しい屋根材です。
ただし、金属やスレートなどの屋根材と比較して瓦は重く、お住まいの耐震性を低下させてしまう点や、瓦の製造や施工に手間と時間がかかる為、他の屋根材と比べて初期費用がかかる点がデメリットととして挙げられます。
ただし、金属やスレートなどの屋根材と比較して瓦は重く、お住まいの耐震性を低下させてしまう点や、瓦の製造や施工に手間と時間がかかる為、他の屋根材と比べて初期費用がかかる点がデメリットととして挙げられます。
瓦屋根のメリット・デメリット
続いて、瓦屋根のメリット・デメリットについて詳しくご紹介致します(^^)/
瓦屋根のメリット
耐久性と安全性
瓦屋根の最大のメリットのは優れた耐久性です!
和瓦などの一般的な粘土瓦は非常に長寿命であり、50年以上の耐用年数を誇ります(#^^#)
耐久性に優れた金属素材「ガルバリウム鋼板屋根材」でも耐用年数は30年程度ですので、いかに瓦の耐久性が優れているのかが分かりますね。
断熱性と遮音性
瓦屋根は断熱性・遮音性にも優れています!瓦自体に厚みがあり、さらに構造上瓦と下地材との間に空間が出来る為、夏の暑さ・冬の寒さの原因となる熱の伝わりを抑えます(#^^#)
また、瓦の厚み・空間は遮音性の向上にも繋がります。
屋根に降った雨は時に騒音にもなりますが、そうした雨音を抑制する効果も備えています。
瓦屋根のデメリット
重量と耐震性
瓦
屋根の最も大きなデメリットとして挙げられるのが「重量」です。屋根が重ければ重い程地震の際の揺れは大きくなりますので、そうした耐震性の低下は特に発生頻度の高い日本において大きなデメリットとなります。
特に古い建築物では、倒壊の恐れもありますので注意しましょう(>_<)
コストとメンテナンス
瓦屋根は、他の屋根材と比較して導入コストが高いというデメリットもあります(;_;)
部材自体も高く、瓦屋根の施工には専門的な技術を必要とするためです。
また、瓦自体の耐久性が優れているからといってメンテナンスが必要無い訳ではありません!
確かに瓦の種類によっては耐用年数が半年を超える種類も存在しますが、瓦の下地材である防水紙や棟瓦の材料である漆喰はそれ程の耐久性は無いです(>_<)
防水紙の劣化・破れは雨漏りを招き、漆喰の剥がれは棟の歪み・倒壊に繋がります。
導入コストと将来的なメンテナンス費用、トータルコストを考慮して検討する必要があります!
瓦屋根の点検・メンテナンスのポイント
前述の通り、瓦は非常に丈夫で耐久性に優れていますが、瓦内部の「防水紙」や棟瓦を支えている「漆喰」、雨水を一カ所に集めて排水する「谷板金」など、瓦屋根には定期的な点検・メンテナンスを必要とする部材が多くあります(>_<)以下にそれぞれの点検・メンテナンスのポイントご紹介致します。
〇漆喰
漆喰は棟瓦の固定・浸水を防ぐ役割を担っていますが、その寿命は短くおおよそ10年程度と言われていますので注意が必要です(>_<)
経年劣化・剥離が進行してしまいますと、雨水によって内部の葺き土が流出することで棟の歪み・崩壊など大きな被害繋がります。
また、雨水が葺き土に浸水する事で、雨漏りリスクも高まります。
〇防水紙
経年劣化・剥離が進行してしまいますと、雨水によって内部の葺き土が流出することで棟の歪み・崩壊など大きな被害繋がります。
また、雨水が葺き土に浸水する事で、雨漏りリスクも高まります。
〇防水紙
屋根に雨が降った場合表面の屋根材でのみ雨が防がれているというイメージが強いと思いますが、実際には屋根材内部まで雨水は浸水しています。
そこで、雨漏りを防止しているのが、屋根下地材である「防水紙」です。
その為、防水紙の劣化や破れは屋内への雨漏りを引き起こしますので、注意が必要です。
〇谷板金
そこで、雨漏りを防止しているのが、屋根下地材である「防水紙」です。
その為、防水紙の劣化や破れは屋内への雨漏りを引き起こしますので、注意が必要です。
〇谷板金
瓦屋根に降った雨水を一カ所に集め、排水を促す役割を果たしているのが「谷板金」です。
雨水の排水を担っている関係上、水分の影響を受けやすく錆や腐食が進行しやすい為、実は屋根上で雨漏りリスクが非常に高い場所です。
雨漏りを未然に防ぐ為にも、定期的な点検が必須な場所といえます!
上記の様に、丈夫なイメージが強い瓦でも定期的な点検・メンテナンスが必要なポイントがいくつもあります!
瓦屋根の機能を健全に保ち、棟の倒壊や雨漏りを未然に防ぎましょうね(^^♪
雨水の排水を担っている関係上、水分の影響を受けやすく錆や腐食が進行しやすい為、実は屋根上で雨漏りリスクが非常に高い場所です。
雨漏りを未然に防ぐ為にも、定期的な点検が必須な場所といえます!
上記の様に、丈夫なイメージが強い瓦でも定期的な点検・メンテナンスが必要なポイントがいくつもあります!
瓦屋根の機能を健全に保ち、棟の倒壊や雨漏りを未然に防ぎましょうね(^^♪
塗装が必要なモニエル瓦・セメント瓦にご注意!
瓦屋根の中でも注意が必要なのが「セメント瓦・モニエル瓦」です。セメント瓦・モニエル瓦は、セメントを主原料としている事から瓦と名が付きながらも塗装メンテナンスが必要な瓦です(>_<)
経年による塗膜の劣化は色褪せ等の美観への悪影響に限らず、防水性・撥水性の低下によってひび割れや耐久性の低下を招いてしまいます(;_;)
その為、定期的に塗装メンテナンスを施す事で、塗膜による保護機能を回復する必要があります!
モニエル瓦・セメント瓦屋根をご使用されているお住まいに現地調査にお伺いさせて頂きますと、「瓦屋根なので塗装が必要とは思わなかった(>_<)」とお聞きする事も多いです。
瓦屋根をご使用されている場合、どの様な種類の瓦が使用されているか必ずチェックしておきましょう!
瓦屋根の現地調査・施工の様子をご紹介!
続いて、瓦屋根の現地調査・施工の様子を詳しくご紹介致します(^^)/
塗膜の劣化が進行したセメント瓦の現地調査の様子
塗膜の劣化・苔の繁殖
写真は、市川市市川にあるお住まいのセメント瓦屋根です。
セメント瓦屋根全体の塗膜の劣化が進行し、苔の繁殖も確認出来ます。
塗膜の劣化が進行してしまいますと、表面に凹凸が生まれる事で雨水の排水性能も低下してしまいます(>_<)
その為、長時間に渡り雨水が屋根上に留まる事になり、苔の繁殖がしやすい環境となってしまいます。
苔の繁殖は塗膜の劣化が進行しているサインとなりますので、見逃さないようにしましょうね(^^♪
セメント瓦屋根全体の塗膜の劣化が進行し、苔の繁殖も確認出来ます。
塗膜の劣化が進行してしまいますと、表面に凹凸が生まれる事で雨水の排水性能も低下してしまいます(>_<)
その為、長時間に渡り雨水が屋根上に留まる事になり、苔の繁殖がしやすい環境となってしまいます。
苔の繁殖は塗膜の劣化が進行しているサインとなりますので、見逃さないようにしましょうね(^^♪
セメント瓦の割れ
また、一部分ではセメント瓦の割れも確認出来ました。塗膜の劣化によって防水性が失われたセメント瓦は、雨水などの水分の吸収・乾燥を繰り返します。
その際の負荷によって、セメント瓦が割れてしまう事があります。
現在、セメント瓦ほとんど生産されていませんので交換などの対応が出来ません。
定期的に塗装メンテナンスを施して瓦の持つ寿命を最大限延ばしましょう!
瓦屋根から金属屋根への葺き替え工事の事例
ご自宅の瓦屋根の漆喰が剥がれ落ちてしまった事で、K様よりご相談を頂いた事が工事のきっかけです!
屋根に上り漆喰を確認させて頂きますと、複数個所で漆喰の剥離を確認しました。漆喰の剥離は雨樋の詰まりや落下による2次被害、棟の歪みや倒壊など様々な被害を招きます(>_<)
点検結果をお伝えした所、実は瓦屋根の耐震性も心配されていたようです。
その為、軽量な金属屋根材を使用した屋根葺き替え工事をご提案させて頂き、工事のご依頼を頂きました!
まず、既存の瓦や防水紙などの下地材を全て撤去します。その後、既存の野地板に増し張りを行い補強します。
野地板は屋根材の固定場所であり非常に大事な部分ですが、屋根葺き替え工事のタイミングしかこうした補修が出来ません!
構造部から屋根の耐久性を復活させられる事も屋根葺き替え工事のメリットです(#^^#)
その後、防水紙を敷設していきます!
防水紙の敷設が完了すれば、いよいよ屋根材の敷設です。今回は、金属屋根材「スーパーガルテクト」を使用致しました(^^)/
耐久性・耐腐食性に優れる屋根材で、非常に軽量です。
お客様がご心配されていた耐震性も大きく向上しますので、安心です(#^^#)
軒先から屋根の棟に向かって敷設していきます!
屋根材敷設後、棟板金を設置すれば屋根葺き替え工事の完了です!
耐震性が向上し、お住まいの景観も大きくイメージチェンジしたことでお客さまにも大変お喜び頂けました!
瓦屋根の定期的な点検・メンテナンスをおすすめ致します
頑丈に見える瓦屋根にも定期的な点検・メンテナンスを必要とする部分もあり、また、セメント瓦・モニエル瓦などは塗装メンテナンスも必要とする為、さらに注意が必要です。
瓦屋根であっても、他の屋根材の屋根と同様に定期的な点検・メンテナンスをされることをオススメ致します。
私達、街の外壁塗装やさんは瓦屋根の補修はもちろん、セメント瓦・モニエル瓦の塗装工事等の施工実績も豊富にございます。
瓦屋根の点検・メンテナンスをご検討されている方がおられましたら、ぜひ街の外壁塗装やさんまでご相談下さい!
専門スタッフによる点検からお見積りの作成まで無料にて実施させて頂きますので、どうぞご安心ください!
瓦屋根であっても、他の屋根材の屋根と同様に定期的な点検・メンテナンスをされることをオススメ致します。
私達、街の外壁塗装やさんは瓦屋根の補修はもちろん、セメント瓦・モニエル瓦の塗装工事等の施工実績も豊富にございます。
瓦屋根の点検・メンテナンスをご検討されている方がおられましたら、ぜひ街の外壁塗装やさんまでご相談下さい!
専門スタッフによる点検からお見積りの作成まで無料にて実施させて頂きますので、どうぞご安心ください!
記事内に記載されている金額は2024年03月10日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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