最近増えているご相談に、「近所で工事をしている業者から棟の部分が浮いていると言われました」という内容がございます。ただ、そもそも棟に聞き馴染みが無いと、いったいどのような不具合が発生しているのか分かりにくく、不安になってしまうかと思います。その不安につけこんで詐欺のような手口を持ちいる悪徳業者もいるため要注意です。今回はその対策として、棟についてご紹介いたします!
屋根の棟とは?
棟は、屋根の傾斜した面同士が交わる部分であり、建物の安定性や耐久性を保つために重要な役割を果たしています。まず、棟の多くは建物の屋根の最上部に位置しているため、雨水や雪などの天候から建物を守る役割を担っています。屋根の傾斜した面同士が交わることで発生する隙間へ棟板金を設置し、雨水や雪が建物内部に侵入するのを防ぎます。
さらに、棟は建物の構造の一部として、建物全体の安定性を保つ役割も担っています。屋根の傾斜した面同士が交わることで、建物の重みや風圧による力を分散させ、建物を支える役割を果たしています。また、棟には屋根の補強材や防水材が使用されており、建物の耐久性を高める役割もあります。
棟は建物の外観にも影響を与える重要な要素です。建物のデザインやスタイルによって、棟の形状や装飾が異なることがあります。例えば、日本の伝統的な和瓦のお住いでは、屋根の棟瓦には特徴的な形状や装飾が施されていることもあり、建物の美しさや個性を引き立てる役割を果たしています。
スレートや金属屋根の場合には棟板金が設置され、換気棟などが取り付けられている場合には屋根裏の換気の役割を担っていることもあります。
袖ヶ浦市福王台にて棟板金のメンテナンスを実施!
袖ヶ浦市福王台でも、冒頭でご紹介したような訪問業者による棟板金の不具合の指摘があり、ご不安になられたお客様より私たち街の外壁塗装やさんへ点検のご依頼を承りました。その結果、棟板金の釘浮きや貫板の劣化が確認できたため交換工事を実施いたしました。
棟板金は釘によって貫板という木材に固定されていますが、釘や貫板が傷んでくると固定度が弱まり、強風時に釘が抜けて棟板金が外れてしまうことがあります。また、塗装したにも関わらず雨漏りがする場合は、縁切りが不十分であったり、棟板金の劣化が原因である可能性もあります。化粧スレートやアスファルトシングル屋根をメンテナンスする際には、棟板金の状態も確認しておくことが重要です。塗装が完了した後に棟板金を取り替える場合は、屋根材と色が異なったり、塗膜が傷ついたりする可能性があるため、注意が必要です。
棟板金交換工事の費用は、1メートルあたり5,500円(税抜)からとなっています。この工事では、棟板金を取り外し、新しい棟板金を取り付ける作業が行われます。今回は貫板をより耐水性に優れた樹脂製のものにいたしました。
以上が、棟板金交換工事についての解説です。屋根の風の影響を受けやすい部分である棟板金の状態を定期的に確認し、必要なメンテナンスを行うことで、屋根の耐久性と雨漏りの予防につながります。
記事内に記載されている金額は2023年07月27日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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