縁切りとはスレート屋根の塗装工事において必須の工程であり、屋根材同士の重なり部分が塗膜によって塞がってしまわないように隙間を設ける作業です！
今回は縁切りの役割や重要性と併せて、縁切り工程時に使用される器具「タスペーサー」を使用した実際の縁切り作業をご紹介致します。
「縁切り」はスレート屋根の塗装メンテナンスの際、屋根材同士の重なり部が塗料によって塞がらないように
「隙間」を設ける作業です(#^^#)
一昔前は皮スキなどを使用した職人さんによる
手作業によって行われていましたが、現在では
タスペーサーと言われる器具を用いて行われることが一般的です！
縁切りによっても設けられた隙間は、雨が降った際に屋根材内部に侵入した雨水の
排水口として非常に重要な役割を担います。
縁切りが不十分、もしくは全く行われていない状態は
「縁切り不足」と呼ばれ、屋根材内部の雨水の滞留を招くことによって
雨漏りや屋根材内部の劣化促進の原因となります。
しかし、この方法は手間が大きく、さらに塗膜の剥がれや屋根材が破損してしまうリスクが大きい事が問題でした(>_<)
一方、タスペーサー工法では、屋根材間に器具を挿入するだけで容易に適切な隙間を確保できます。
塗膜や屋根材を傷つけるリスクもありませんし、「隙間」も一定の大きさに保たれる事から
工事品質の向上します(^^♪
また、作業負担が減る事は作業を進める職人さんにとってもメリットとなりますし、
人件費削減にも繋がります。
さらに、タスペーサーの
部材費は必要となりますが、代わりに
人件費が減りますので
トータルコストで言えば手作業による縁切りとタスペーサーによる縁切りはほとんど変わらないと言えます。 タスペーサーを使用して縁切りを行う事で、
トータルコストを大きく変動させずに工程品質を向上させることが出来ます(#^^#)
タスペーサーを使用した縁切りを行ったスレート屋根塗装
タスペーサーの挿入タイミングはメーカーによって指定があり、一般的に下塗り工程後に行われます(#^^#)
手作業による縁切りは仕上げ塗装完了後に行う必要があった為、塗装完了後の屋根に足跡を多く残してしまう事もデメリットでした。
タスペーサーを使用すれば下塗りの段階で縁切りが行える為、そうした心配もありません(^^)/
皮すきによる縁切りを行ったスレート屋根のカバー工事
スレート屋根の現地調査をM様よりご依頼頂いた事が工事のきっかけとなります！
まず、棟板金を確認させて頂きますと固定釘が抜けていました。
こうした状態は棟板金の固定先である
「貫板」の劣化が進行している可能性が高く、棟板金が
捲れ・飛散してしまうリスクが大きい状態です(;_;)
また、小口部分を確認してみると「隙間」がありません！
縁切り不足の状態です(;_;)
このままでは
雨漏り被害に繋がるリスクもありますので、金属屋根材を使用した屋根カバー工法をご提案させて頂き工事をご依頼頂きました！
凹凸となる棟板金を取り外した上、防水紙、新規屋根材を敷設します(#^^#)
今回は、SGL鋼板が使用された金属屋根材、
IG工業「スーパーガルテクト」を使用させて頂きました！
ガルバリウム鋼板を改良したSGL鋼板を使用する事で、非常に優れた
耐久性・耐腐食性を備えた屋根材です。
既存屋根の縁切りもしっかりとさせて頂きましたので、安心してお過ごし頂けると思います。
お客様にも大変お喜び頂けました！
スレート屋根塗装に必須の縁切りの役割・重要性まとめ
縁切りはスレート屋根に塗装を施す際、屋根材同士の重なり部に必要な
隙間を設ける作業を指し、現在では
タスペーサーを使用する方法が一般的です。
縁切り不足は屋根材内部の雨水の滞留を招き、
雨漏りや
屋根材内部の劣化促進など多くの悪影響があります。
私たち、街の外壁塗装屋さんはスレート屋根の塗装メンテナンスの施工実績を豊富に持ち、こうした縁切りの重要性を理解した上でしっかりと作業させていただきます。
スレート屋根の塗装メンテナンスをご検討されている方がおられましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
専門スタッフによる
点検からお見積りの作成まで無料にて実施させていただきますのでご安心ください(^^)/
記事内に記載されている金額は2024年03月22日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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