つくば市にある賃貸物件の補修のご依頼を受けました。
施主さまのご意向により、玄関ドアのみの塗装とのことでしたが、今後の補修のご検討の参考になればと物件全体の調査を行いました。
外壁の様子です。
築年数が経っているせいで色あせが起きています。
また、サイディングボードが浮き上がってしまっている部分もあり、剥離や落下の危険があります。
また、このように浮き上がってしまっているサイディングボードの隙間から雨水が入り込んで雨漏りを引き起こすこともあるので注意です。
屋根の様子です。
金属板を折り曲げて作った折板屋根で葺かれていました。
ボルトを使って屋根を留めているのですが、ボルト部分にサビが見えます。
ボルトとボルト穴は特に腐食が広がりやすい場所になり、雨漏りを引き起こしやすいので注意です。
雨漏りが起きてしまうと大規模な工事になるので、起こる前に対策を立てるといいでしょう。
軒天の様子です。
外壁の外側にせり出した屋根に設えられら天井である軒天（のきてん）は、屋根で直射日光が遮られ、カビが発生しやすい場所です。
腐食は起きていませんが黒ずんでいるのがわかります。
軒天が腐ってしまうと、外壁や屋根にも腐食が広がりかねないので要注意でしょう。
ポリ塩化ビニル樹脂のデッキ材を使用したバルコニーです。
紫外線による色あせは起きていますが、破損等の大きな傷みはありません。
塗装のご依頼があった玄関ドアです。
木製のドアの上に塗られている塗膜がボロボロになっています。
木でできた部材は、湿気やカビに弱く塗装によって保護されています。
塗料の膜がしっかりできているうちは、下地も守られますが、風雨や紫外線で塗膜が劣化するとドア本体もボロボロになってしまうのです。
記事内に記載されている金額は2020年08月07日時点での費用となります。
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