
今回の記事では、水切(みずきり)の塗装についてご紹介します。
水切とは、字の通り防水のための建築部材になります。
外壁を伝った雨水が基礎や外壁のなどの隙間から、家屋の中に侵入してしまうと、雨漏りや腐食の原因になっています。
それを防ぐために、水切を設置し、基礎や土台に雨水がつかないようにします。
まず、水切の塗装の前にケレンと呼ばれる下処理を行います。
雨樋や破風板同様に、マジックロンと呼ばれる研磨タワシなどを使用して、水切の表面に細かい凹凸を作っていきます。
ケレンを行ない、塗料を密着させることによって塗膜の剥がれやヒビが出るのを防ぎます。

続いて、水切の下塗りのご紹介です。
今回の現場の水切は、ガルバリウム鋼板と呼ばれる金属で作られていました。
そのため、下塗りにはエポキシ系のサビ止めを使用していきました。
下塗り剤にサビ止めを使うことにより、下塗りの塗料の膜でサビをせき止めて、その下にある金属の部分にサビが移るのを防ぐことができます。
塗り残しや塗りむらがあると下塗り剤の効果が充分に発揮できなくなるので、しっかりと細かい部分まで丁寧に施工していきました。

水切の1回目のトップ剤の塗装になります。
細かい部分の塗装になるので、塗り残しがおきないように、ハケやミニローラーを使って塗装を行っていきました。

1回目の塗装が完了し、塗料が充分に乾いたら2回目の塗装を施工します。
今回使用した塗料は、汚れに強いフッ素系の塗料です。
塗りの継ぎ目や、塗りむら、塗りのこしがないように丁寧な施工を心がけました。
記事内に記載されている金額は2019年07月02日時点での費用となります。
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