八潮市のお客様から「ダイヤスーパーセラン」についてのお問い合わせがありました。
ダイヤスーパーセランシリーズといえば無機塗料を代表する材料で
お問い合わせ件数も年々増えています。
今日はご挨拶と現調
を兼ねて伺いました。
お客様に「ダイヤスーパーセラン」の説明するにあたって
まずは双方のメリット、デメリットを説明させてもらいました。
外壁塗装に使われる塗料には有機と無機に分類されます。
有機塗料とは？合成樹脂を含んだ塗料のことで主にアクリル、シリコン、フッ素を指します。
無機塗料とは？石やガラス、鉱物を原料にした塗料のことを指します。
ではこの有機と無機の決定的な差はなんでしょう？
それは「耐久性」です。
一般的な水系シリコンが12〜３年の耐久性がありますが
無機塗料は20年の耐久性を保持すると言われています。
合成樹脂が含まれた有機塗料は紫外線を浴びると劣化します。
これが外壁に指でこすると白い粉がつく「チョーキング」というのものを引き起こします。
無機塗料は合成樹脂が含まれない＝炭素が含まれない物質なので紫外線に影響されません。
ただ１００％無機でできているわけではないですが、無機の割合が多いほど塗膜の機能性は高いです。
その無機の性質から、塗膜が異常に固くなるので地震による塗膜のひび割れがデメリットとして挙げられます
ちなみに炭素は燃えやすい性質を持っています。
この点が有機塗料のデメリットと言えます。
逆に熱や紫外線に強い無機塗料のメリットだと覚えておいてください。
各メーカーで無機塗料も販売されていますが
ダイヤスーパーセランは有機塗料と無機塗料の良いところ取りを実現したハイブリット塗料で
実績も有名なところで千葉マリンスタジアムなどで仕様されています。
今まではフッ素が主流でしたが、材料の価格がフッ素と変わらず無機の方が耐久性がいいということで
無機塗料の人気が出始めているところでしょうか。
10年前に外壁リフォームされたという話ですが
お客様はあまり満足なされてないご様子でした。
チョーキング現象が見られましたが、ちょっと劣化が早い気がします。
コーキングの劣化も塗膜が被さっている割にはという印象です。
お見積もりは安ければ良いとは限らず、コストダウンの内訳は安い材料または古い材料の使い回しや
職人の手抜き工事が挙げられます。
もちろん、安くて良い仕事はする業者もいるかもしれませんが、正しい企業努力でのコストダウンにも
限界があるはずです。
写真のコーキングの劣化の例は庇があるところでの縦目地のコーキングがひび割れています。
このひび割れたところから雨水が入った場合、必ず横方向に流れます。
写真では分かりずらいですが、庇を留めるビスがむき出しになっています。
このビスに雨水が伝う
ようになってしまうと建物の中に入る入り口になってしまうので要注意です！
最後にお客様が一番がっかりされていたのがサービスで雨戸を塗装してもらったが
一年で塗膜が剥がれたとのこと。
塗装業者がサービスでやってくれたので文句は言えないお客様の気持ちもなんとなくわかりますが
これは施工不良に当たります。
期待させておいてこの結果は残念であり、お客様への裏切りでしかありません。
同業者として恥ずかしいです。
今日は雨降りでしたので、さらに詳しい現調
の日取りを打ち合わせして終わりました。
何回か相談、打ち合わせを重ねて契約に至りました。
現在の工事進行をお知らせします、参考にしてください。
八潮市屋根
記事内に記載されている金額は2022年07月14日時点での費用となります。
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