タスペーサーとは、スレート屋根の重なり部分が塗料で塞がってしまわないよう、間に差し込んで隙間を確保するための部材です。
隙間がない状態にあると、スレート屋根の裏側に侵入した雨水を排出できなくなり、防水シートを劣化させるばかりか、やがて雨漏りを引き起こす原因にもなります。
しかし、下塗りが乾燥した後、重なり部にタスペーサーを挿入して隙間を確保しておくことで、重ね塗りを行った後にも塞がってしまうことがありません。
スレート屋根塗装工事の中塗りの様子です。
中塗りには、アステックペイント社の遮熱シリコン系上塗材「シャネツテックSi-JY」を使用しています。
「シャネツテックSi-JY」は、太陽光の波長のうち温度上昇の原因となる近赤外線を効果的に反射させる優れた遮熱性を発揮すること、そして光沢のある鮮やかな美観を演出できることなどがおもな特徴です。
棟板金のように材料どうしの取り合い部には塗り残しのないようハケを使い、また、その他部分はローラーを使うなど、きめ細かい塗装により、品質を確保します。
中塗りが完成した後には、適切に乾燥させるため、養生時間を設けています。
記事内に記載されている金額は2024年02月28日時点での費用となります。
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