長野県諏訪地方にある別荘のオーナー様からログハウスの外壁の塗り替えをご依頼いただきました。オーナー様のこだわりのあるお家で10数年前に一度塗り替えをされたそうですが、その時に使った三井化学産資株式会社の木部保護塗料【ノンロット】のクリア色をご指定でした。ところが当時使用したクリア塗料は禁止物質が入っていたそうで製造中止となり今は手に入らないということがわかりました。代替品として室内用の全くのクリアと、屋外白木用のクリアで若干色が入っているものの2種類がありました。メーカーに問い合わせたところ、室内用を屋外で使っても問題ないということだったので2種類を北側の目立たないところに試し塗りをしてお施主様に決めていただくことにしました。
メーカーからサンプルをいただいて試し塗りをしました。左の缶が屋外白木用のノンロット205N ZカラークリアⅡ、右の缶が屋内用のノンロットクリーンクリアです。缶を左右逆において撮ってしまったため、この後の試し塗りが左がクリーンクリア、右が白木用になっています。
このように縦幅は丸太1本分、横幅は30cmでマスキングテープを貼って仕切り、枠内にそれぞれの塗料を塗りました。
遠方にお住いのお施主様不在での試し塗りで、写真で判断していただくため、正面と角度を変えて左右の3枚の写真を何回目の塗装か分かるように脇にマスキングテープを貼って撮影しました。縦1本は1回目の塗装の塗りたての写真です。
マスキングテープがT字になりました。1回目の塗装後2時間おいて乾燥させた写真です。1回目の塗装でほぼ答えは出ました。クリーンクリア(左枠)は既存の素地とほとんど変わらない仕上がりだったのに対し、右枠の屋外白木用は白木色が出てしまいました。お施主様のご希望は現状の色を損ないたくないというものです。左のクリーンクリアが採用になるのは想像がつきましたが、仕様書に則って2回目の重ね塗りをします。
マスキングテープが1回目のT字と2回目の縦1本になっています。2回目を塗った直後です。塗った直後はクリーンクリアも濡れ感があって色が濃く出てしまいますが・・・
2回目を塗った2時間後です。やはり右の屋外白木用は白木色がはっきり出てしまいました。これではお施主様のご希望には合いません。一方クリーンクリアは今までの色を損なうことなくきれいになったという印象です。お施主様ももちろんクリーンクリアをお選びになりました。小さい面積の試し塗りでしたが、きれいに仕上がると思います。出来上がりが楽しみです。
記事内に記載されている金額は2020年01月18日時点での費用となります。
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