塩尻市市大門で外壁の金属サイディングカバー工事を行っています。前回は金属サイディングを張る前の下地工事をご紹介しましたが、今回は細かい部分の工事をご紹介します。金属サイディングは本体だけでなく役物と呼ばれる細かい部材を含めて成り立っています。その中から「出隅ベース」「出隅カバー」「ジョイナーベース」「ジョイナーカバー」「見切縁」「開口部キャップ」「シーリング」などをご紹介います。
出隅ベースと出隅カバー
上の写真の銀色の部材が出隅(でずみ)ベースです。出隅とは外側に出っ張っている角のことを言います。逆に内側に引っ込んでいる角は入隅と言います。この角の部分は本体同士だけだとお互いの小口が丸見えになってしまうので、出隅ベースを取り付けて本体を張った後、L字の出隅カバーをかぶせます。出隅ベースに出隅カバーをはめ込む形で止めていきます。
角の部分についている部材が出隅カバーです。このカバーで丸見えだった小口を隠すとともに、出海カバーの裏についているパッキン材で防水性を持たせています。パッキンのおかげで出隅にはシーリングは必要ありません。はめ込み式になので簡単には外れない構造になっています。
たまに見かける直角ではないで出窓、今回のお家もありました。ここは直角の出隅カバーを鈍角に広げて取り付けます。ただこの時に出隅ベースは使えなくなるのでビスとシリコンボンドで止めていきます。
ジョイナーベースとジョイナー
金属サイディングの長さは約3mもしくは約4mです。これを横張りすることが多いのですが、壁の端から端までどうしても1本では収まりきらず2本以上使います。その時のジョイントを納めるのがジョイナーベースとジョイナーカバーです。板と板の間にジョイナーベースを取り付けて、ジョイナーカバーをはめ込みます。左の写真がジョイナーベース、右がカバーを取り付けたところです。こちらもパッキン材が裏についているので雨の侵入は心配ありません。窯業系サイディングの場合はここにシーリングを打って防水します。
Lアングルと開口部キャップ
窓周りにはコの字型の見切縁をぐるっと回します。コの部分にサイディング本体を差し込んで収めます。
見切縁を回した角は開口部キャップというL字のカバーをはめ込みます。これで隙間なく窓が覆われます。
窯業系サイディングほどシーリングを打つところは多くないのですが、サイディングや役物ではカバーしきれないところにシーリングを打ちます。見切縁と窓枠の間もその一つです。シール材がはみ出さないようにマスキングテープを貼って養生してからシール材を打ちます。ヘラで均してからマスキングテープを貼って終了です。
約1か月の工事ももうすぐ終了します。足場が外れてすっきりしたらきれいな外壁に生まれ変わっていることと思います。
記事内に記載されている金額は2020年06月29日時点での費用となります。
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