塩尻市のお宅から外壁塗装のご依頼がありました。サイディングの状態は比較的綺麗でしたが、施主様曰く、南面のコーキングが劣化をしているのが気になっていたそうです。おっしゃる通り南面の一部ですがコーキングの劣化が見られました。
初回下見点検時には、外壁の塗装のみでお考えでしたが、建物の構造が総二階で屋根が5.5寸勾配なので屋根のみの塗装時にも作業足場が必要になる事をお伝えしました。後々に屋根も塗装をしなければいけないとお考えいただき、今回屋根、外壁塗装の運びになりました。
洗浄が終わりましたら、コーキングの増し打ち打替えを致します。今回はコーキングの上に塗装を被せる仕様になりますので、コーキングをしっかりと乾かさなければいけません。乾かす時間等の段取りを考えて手を付けていく順番を考えながら仕事を進めるのが職人です。
洗浄は上からこなしていきます。屋根→2階外壁&ベランダ→1階外壁の順にお家を丸洗いしていきます。こちらのお宅のサイディングは模様の凹凸の差がありますので、サイディングの柄の沿って水をかけてしっかりと汚れを落としていきます。
使用いたしますコーキングはオートンイクシードで希望耐候年数は30年という高耐候性コーキング剤です。コーキングに被せた塗装はひび割れを起こしてしまう事が多々あります。ひび割れたからといって構造体に水が入ることはないのですが、見た目があまりよくありません。このオートンイクシードは色の種類が豊富なので、塗料の色に近い物を使えばヒビが目立つことはありません。塗料もコーキングに良く密着するように、プライマーを塗ります。
下塗り材(シーラー)をたっぷり塗りましたら中塗りです。今回使用いたします塗料は水谷ペイントのナノコンポジットWです。この塗料の特徴は、ツヤ消しになります。一般的な塗料にもツヤ消しはありますが、その場合艶ありに艶消しになる材料を混ぜるので、耐候性が落ちてしまいます。ナノコンポジットWは元々顔料が艶消しになるので耐候性は12~15年位といわれております。実際この塗料は15年前に発売されたロングセラー商品となりますので、実績的にも信用が出来る塗料です。ツヤッツヤな仕上がりはいかにもペンキ塗りました的な仕上がりですが、つやが落ち着いた仕上がりは新築時のような仕上がりになります。
1階と2階で色分けをしました。コーキングも色分けに色合わせしましたので、万が一コーキングに被せた塗装に亀裂が入っても目立ちません。もちろんお施主様にはしっかりとその旨をご説明させていただきました。
記事内に記載されている金額は2020年10月20日時点での費用となります。
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